鍼治療というのは男性と女性で求めるものも対応の仕方も少し異なるように感じます。
特にスポーツの現場では鍼治療は活躍しており、実は私が卒業した鍼灸学校もそういうスポーツの現場で鍼を扱うことに重きを置いた鍼治療を教えるような学校でした。
Jリーグにもプロ野球にも必ず鍼灸師はいます。
有名な選手になると専任の鍼灸師がいたり決まった鍼灸院に通ったりしています。
もちろんスポーツ選手は女性もいますので男性だけではないのですが、大きく違うのは筋肉の量です。
アメリカンフットボールやラグビー、柔道などのコンタクトスポーツの場合は毎日の練習や試合で筋疲労は常に生じています。
高重量のトレーニングと競技の疲労で怪我が絶えず、体を壊してしまう人もたくさんいます。
コンタクトスポーツやボディビルダーに始まり、現在はジムに通う方も多くしっかりと筋肉が付いている人であれば常に筋肉痛があるような状態の方も多くいます。
そういう方達の疲労回復を促したり、怪我の早期回復を図ったり、はたまた関節の可動域を調節するなんてことにも鍼灸は使われています。
最近では相撲やアイススケートを見ていると、シールのようなものを首に貼っていたりすることがあります。
実はそのシールには鍼が付いていて、その鍼で色々と調節していたりするのですよ。
サッカーのワールドカップの現場でも鍼は活躍しており、私の卒業した学校の先生はその度に海外に行き鍼をしています。
それだけ世界的にも日本の鍼灸というものが必要とされていて、切っても切り離せない関係になってきているのです。