最近は皆さん気にして食べる方も多いのではないでしょうか?
体を冷やす野菜とか、体を温める野菜なんていうことをよく聞きます。
もちろん食べた瞬間にひんやりしたりすることは少ないのですが、人の体は体温の調節や水分の調節をミネラル(カリウムとかナトリウム)で調節したり、ホルモンで調節したりします。
多分、夏野菜とか冬野菜というのはそういうミネラルの調整を行ってくれたり、東洋医学的にいうと陰と陽のものに分けて温めるものや冷やすものと考えたりします。
基本的に寒いところで育つ作物は陽の作用があり体を温めたり、熱いところで育つものは陰の作用があり体を冷やすということが多いです。
寒い地方で育ったものが体を冷やしたらもっと寒くなってしまいますからね。
枝の上に実るものは陰食べ物が多く、土の中にできるものは陽の食べ物が多かったり、寒色系のものは陰、暖色系のものは陽などと分けていったりもします。
ちょっと前に書いた黒豆なんかは黒という色が腎を表すもので、腎というのは気を司るものなので結果的に補腎(腎の気を補う)ということになるので、気を作ることは体を温めるということにつながるのです。
そこで、私も好きなのですが、豚汁や筑前煮と言った根菜を使った料理なんていうのが冷え性対策としてお勧めできるものです。
両方ともごぼうや人参など根菜であり暖色系の食べ物を含んでいますよね、肉類も体を温めることが多いです。
ただし、ここら辺の考え方はきっちりと決まっているものではなく、カリウムの多いものは体を冷やすとかいろんな考え方があります。
生姜や唐辛子なんかは体を温めるという考え方もありますが、汗が大量に出るので汗で体を冷やしてしまうじゃんって考える人もいます(汗は水分なので体の表面を汗で下げるという働きもあるのです)。
でも、やっぱり生姜とか唐辛子は温まりますよね。
なので、あまりこだわりすぎるのも問題なのですが、そういう分類をしてある本なんかも売っていますので、そういうのを参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
とにかく旬のものを食べるというのがポイントなのです。
