去年の1月頃は・・・ | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

去年の1月頃は・・・

そういえば、去年の今頃は論文を書いていました。

鍼灸院で働きながら鍼灸教員資格を取っている最中でして、そのための卒論を書いていました。

かなりトリッキーな内容の卒論でして、内容はまた機会があれば書こうと思っているのですが、やはり論文というのはとても精神力を要するものでして、朝からずーっとパソコンの前でいろんな資料を部屋に撒き散らしながら四苦八苦をして書いていた記憶があります。

それまでは朝8時半には学校に行って学校の治療院の準備をしつつ授業の準備や課題を行い、昼ごはんを食べる時間は30分くらいしかないので隣のコンビニのカップ麺などしか食べるものがなく、多少時間がある日は疲労で少しでも寝ようと横になっていた日々でした。

免疫力は下がり、栄養が足りないために口角炎になったり、年末年始で二回もインフルエンザにかかったりしていました(笑)

この頃はまだこの治療院を立ち上げるなんていうことは全く考えておらず、現在水曜日だけお手伝いに行っている鍼灸院でアルバイトでもしながらのんびりとお給料のいい仕事先でも見つけて、少しお金が貯まったらマンション開業でもしようかなーなんて思っていました。

マンション開業っていうのは、こういうテナント契約ではなく、普通に住居用のマンションで開業することです。

とはいえ、なかなか許可してくれる物件は少ないのです(結構モグリでやっているところも多いです)。

ただ、テナント契約よりも家賃がとても安いのと、内装もテナントでやるほどお金がかからない、外観を気にする必要がないのでそこもお金がかからないというメリットがあります。

しかし、今になって思うのは、マンション開業をするにはそれなりの患者さんを予め持っていないとかなり厳しくなるんじゃないかと思います。

当院は一階路面テナントということもあり、お店の外のお知らせを読んでもらったり看板を立てられたりしますが、マンション開業でできる広告というのはほぼHPしかありません。

鍼灸院というのはほぼ口コミで広がっていくので、パンフレットなどがあまり必要ないという部分はありますが、現在ここで開いていて思うのは「毎日通るから気になっていました、調子が悪いので来てみました」という方はやはり多いです。

そういう方がマンション開業だと全くいないんですよね。

当院の場合、外観が何をやっているのか分かりづらいという意見と、興味を引くという意見がありますが(笑)

ホームページというのはとてもいいツールなのですが、見てもらうまでには本当に努力が必要なんです。

検索した時に上位に表示されるように更新をしなければいけませんし、私みたいにこういう他愛もないことをつらつらと書き綴ることが苦手な方には重労働になるんだと思います(他愛もなさすぎるこのコラムもどうかと思いますが)。

さらに、そこから「ここに行ってみたい」と思うホームページを作るためには、よほどの知識がないと作れません。

無料のホームページ作成サイトやソフトもありますが、サイトの場合はどうやってもステレオタイプになってしまいますし、ソフトの場合はかなりの知識を要します。

さらに写真、以前にもお話ししましたが、当院の写真(コラムのものは私のiPhoneです(笑))はきちんと写真家さんにとってもらっています。

これを素人が撮ろうと思うと、本当に魅力が半減してしまうような写真になってしまうことが多いのです。

というか、撮影現場にいましたが、驚きの連続でした。

そこまで作り込んだホームページを作っても、それを見てもらうためには時間も労力も必要なんですね。

それが浸透するまでは患者さんは知人以外全く来ないと言っても過言ではないのです。

そう考えると、テナントで開くことができてまだ幸せだったなと実感しています。

これが水曜日の仕事場と場所が近ければ夕方までここを開けて、夜はアルバイトなんてことをしていたのかもしれませんが、そうすると夜の患者さんを受けられなくなってしまうのでそれも一長一短だったわけです。

 

何はともあれ、こうやって現在は去年の今頃には考え付かなかったテナント開業ということをしております。

去年の今頃は本当に思い入れがあることだらけで今でも記憶に新しいことがたくさんあります。

そんなFive Elementsを開業するまでに至る経緯を一周年まではチラホラと書いていこうかななんて思っています。

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