
先日、箱根に行ったことはコラムでも書きましたが、その時にご招待されて手ぶらでは申し訳ないと思い、『エシレ・メゾン デュ ブール』に行き、【ガトー・エシレ ナチュール】と言うケーキを買っていこうと思っていました。
この『エシレ・メゾン デュ ブール』というお店は、その名の通りエシレのバターのお店です(写真は開店前なのでショーケースが暗くなってしまっています)。
Beurreとはフランス語でバターの意味ですメゾンは建物とか家とかという意味です、「エシレバターの店」という意味ですね。
エシレバターとは、フランスのエシレ村というところで作られている、昔ながらの伝統的な製造法で作られた発酵バターのことで、3000人ほどの小さな村だそうです。
ここで作られるエシレバターはとにかく美味しく、パンに塗ってもよし、お菓子を作ってもよしのバターなのですが・・・
何せそんな小さな村で作られるバターですからとにかく高いのです。
詳しくはこちらを見てくださいね。
http://www.echire-shop.jp
そんなエシレバターをふんだんに使ったお菓子やパンを売っているのがこのエシレ・メゾン デュ ブール。
ここの売りはクロワッサン。
中からバターが溢れ出てしたたり落ちてくるほどのエシレバターが使われています(オーブントースターで温めると本当に落ちてきます)。
さらに、サブレやフィナンシェ、マドレーヌなど何を食べても美味しいのですが、その中でも目玉中の目玉がこの【ガトー・エシレ ナチュール】です。
ここのお店、お昼過ぎになると、もう残っているのはフィナンシェとマドレーヌくらいになってしまいます。
クロワッサンも大人気で、開店一時間前にはすでに列ができています。
開店10分前にもなると100人くらい並んでます(笑)
その頃になると焼きあがったクロワッサンやお菓子に使われているエシレバターの香りが外までふわふわと香ってきて、それだけで爆買いしたくなるのですが、お値段が少し高めなのと、購入制限があるので爆買いはできません(爆買いできなくてイライラしている外人の方は見かけます)。
この【ガトー・エシレ ナチュール】というのは、バターケーキなのです。
昔は生クリームよりもバタークリームを使ったケーキが多かったせいか、ご年配の方には「もうバタークリームはうんざり。重たくて胸焼けする」という方も多いのですが・・・
エシレバターだけは別。
本当にあっさりしていていくつでも食べられてしまいそうです。
そのエシレバターをバタークリームの材料にどっさり使ってしまったのがこのケーキ。
1日に15台しか販売されないこのケーキなのですが。。。
先ほども書いたようにこのお店は平日でも開店前に行列ができます。
実は、買いに行った日も、30分前に着いたにもかかわらず(道に迷ったのです)私の3人ほど前で売り切れてしまいました(様々なブログなどで整理券が配布されると書いてあるのですが、私は3年前と今回買いましたが、整理券は配布されませんでした)。
泣く泣く他のケーキを買って帰ったのですが、さすがに並んでいてなくなってしまうのはショックが隠せませんでした。
実は、以前にも一時間待ってこのケーキを買ったことあり、とにかく美味しかったのですがもう並びたくないというのが正直な気持ちでした。
しかし、今回は再度チャレンジしようと思い並んだにもかかわらず。。。。。。売り切れ(笑)
そして、リベンジしてまいりました。
リベンジに行った日は朝から雨が降っていたのも幸いしたのと平日だったからか、40分前に着いたのに一番乗りでした。
こんなことなら開店してからでよかったのかもと思ったのですが、やはり開店時には20人ほど並んでいました。
そして購入したのがこちら。
可愛いパッケージに入っていますよね。
白とブルーがイメージカラーです。
中を開けるとこんな感じです。
そのまんまバターのような形をしていますが、この形に仕上げるのにもとても苦労するとどこかに書いてありました。
そんなに大きいわけではないので、二つくらい買っていきたいと思ってもダメです、一人一つしか買えません。
もう一度並び直せば二つ帰るそうなのですが、今日みたいに開店時に20人くらいしかいないような状況でもない限り無理でしょう。
私は二つも必要はなかったのでもちろん一つしか買いませんでした、というか二つも買うお金を持ち合わせていませんでした(笑)
あとは、こんなサブレも買ってきました。
とにかく、普通にケーキとサブレ♪なんて言ってホイホイ注文するとかなり痛い目を見ます(笑)
レジでショッキングな金額を告げられます(笑)
お礼ということで幾つか買ってきましたが、今日と明日はカップラーメンで過ごそうかと思うほどです。
ちなみに、ご参考までに・・・
クロワッサンが種類により320〜400円。
フィナンシェ・マドレーヌは300円。
サブレとガレットは12枚入りで各2700円。
ガトー・エシレ ナチュールは4000円。
クリスマスのブッシュ・ド・ノエル エシレ10000円(食べたくて仕方ありませんが買える金額ではありません)。
クリスマスのル・グラン トリュフは驚きの100000円(笑)
トリュフが入っているのと、40人分ほどある大きさとのことなのですが、食べたいとかそういう感情を捨て去らなければいけないほどの金額です。
この値段だけを見ると爆買いしそうにない金額なのですが、ここのお店のずるいところは目の前のオーブンで焼いているので、食欲のそそられ方がすごいんです。
あまりお腹が減っていなくてもマイケル買いをしてしまいたくなるほどの魅力があるのです(マイケル買いとはThis one and this and…..と値段も見ずに買っていく大人買いの数段上をいくテクニックです)。
他の方のレジ金額を見ていると、たまに万を軽く突破する方もいるので。。。。。ご注意くださいませ。
この『エシレ・メゾン デュ ブール』がどうしてこんなに人気なのかというと、世界的に見てもエシレが公式にやっているお店がここしかなかったからなのです(現在は大阪にもあります)。
そして、ガトー・エシレ ナチュールに関しては、現在でもここでしか買うことができず、地方発送どころか都内であっても送ってもらえません。
ここで朝並ぶ以外に食べる方法が全くないんですね。
多分、同じようなエシレバターを使いまくったケーキやお菓子を他で作ろうと思うと、バターの価格に中間業者の利益などが入ることで変わってくると思うのでもっと高くなるんだと思います。
そういう理由からもきっと大人気なのでしょう。
東京駅の近くにお店があるので、お近くにお寄りの際には立ち寄ってみてください。
フィナンシェとマドレーヌだけでもとってもとっても美味しいのですよ。