ツリーも飾り、お花屋さんに行くとそれはそれは綺麗なポインセチアが売っていました。
しかし、大きな株となるとお値段もビッグになるもので、見栄えのある鉢は7000円を超えてきたりします。
さらに、新品種の純白のポインセチア(正確にはプリンセチアと言う葉の小さな品種です)なんかもあったりして(通常は乳白色なんです)、これは綺麗だ!って思ったら・・・
それも結構なお値段でして(笑)
泣く泣く諦めました。
やはりサントリーさんが開発したらしく、まだまだ出回っていないのでお高いとのことです。
7000円って高いの?って疑問も少し湧いてくるのですが、お花屋さんと話していて色々と驚いたことがありました。
ポインセチアってほぼワンシーズンのみのお花らしいのです。
葉を赤くするためには、短日処理と言って「もう日が短くなったので赤くしてくださいな」とごまかさなくてはいけないらしいのです。
1日の陽の光が12時間以下にしなくてはならず、蛍光灯の光でもダメで、昼間は日当たりのいいところに置く。
夕方17時〜翌朝9時まではダンボールで完全に陽の光を遮断する、1日でも忘れると綺麗に赤くならないそうです。
ですので、翌年もお花屋さんにあるような燃えるように赤いポインセチアにするには血の滲むような努力が必要・・・
つまり、7000円のポインセチアを買い、来年まで頑張って育てても赤くするにはもの凄い苦労が必要らしいのです。
それでは、生産者の方々はどうやっているのでしょう?
温室自体を決まった時間に完全に遮光シートなどで覆ってしまい、絶対に陽の光が入らないようにしているそうです。
ちなみに、ポインセチアは冬のイメージがありますが、原産は暖かい地方なので寒さに弱いとのこと。
このポインセチアの赤い部分は・・・
厳密には葉ではないそうです。
苞という花を保護する葉であり葉でない何というかそういうものらしいのです。
ワンシーズン、しかも2ヶ月のために7000円はなぁ・・・
と考え込みながらお花屋さんを後にしました。
でも、ポインセチアがあると雰囲気が出ますよね!
明日から12月、もう今年もあと少しですね。