この時期になると紅白歌合戦の出場歌手が発表されますね。
正直私は全く見ていないので興味がないのですが、今年噂されている中森明菜みたいなびっくり歌手が出るとそこだけ見たいかなって思うこともあります。
今年話題になっているのは、年末の日本の締めの番組に無名の韓国グループがたくさん出ることで賛否両論があるようです。
一時期、ジャニーズ事務所のアイドルが出過ぎでゲンナリするなんて話も数年前にありましたが、今回はそもそも日本人でないグループが多数出るということでやはり批判も出ています。
では紅白歌合戦ってなんなんでしょう。
私の子供の頃の紅白歌合戦っていうのは、子供も大人も大好きな歌手が一気にたくさん出てくるっていうところにポイントがあり、大晦日の親戚が集まったり家族が集まっているところで、子供は好きなアイドルや歌手が出るところでワイワイ騒いでいる横で大人たちはしゃべくり倒し、逆に演歌や大人の好きな歌手が出ると子供たちはしゃべくり倒す。
でも、その時に見ていた歌手を大人になってみたときに「子供の頃は興味なかったけど、今聞くと上手い人だよねー」なんて話に出たりするのが紅白歌合戦。
そして、日本で実績を積んできた人や、その年に大ヒットした歌手が出る舞台でもあり、日本人歌手の夢の舞台というイメージがある。
それがいつの間にか10月にデビューした韓国人アイドルグループが出る番組になってしまったのですから変わったものだなと思います。
個人的には日本人以外は出るなと言っているのではなく、昔だと日本で流行った海外の人が出たりするのも楽しみの一つだったのでそれはいいと思うのです。
こうなると紅白歌合戦は誰をターゲットにしているんだろうって疑問が出るんですよね。
今、テレビを見ているのはどちらかというと高齢者ですよね、そして紅白歌合戦を見るのも高齢者。
若者に見てもらいたいって言っても、昔は今に集まったときに大人も子供も楽しめる番組が紅白歌合戦しかなかったんですよ。
今の若い人たちはテレビは大人に譲って、自分たちはYouTubeや民放であれば後から見ることもできるので、紅白歌合戦を見たい!ってならない気がするんです。
そうなると、ターゲットはどちらかというと高齢者にするべきで、「私たちも歳を取ったけどこの人ももうこんな歳なのね」っていう人を出しながらも今時の人も出す。
つまりマンネリを繰り返す方がいいのではないかなって思ってしまうんです。
ただ問題なのは音楽の種類が一昔前と今ではテンポも曲調も変わりまくってしまっているので、高齢者が今の音楽を聴くと不快感が出てしまったりすること。
そうすると「年末のゆっくりしたい時にこんなにうるさい曲なら聞いてられない」ってなるんですよね。
だから若者が見るようになる・・・ではなくて他のチャンネルに変え、若者は結局後日見るんですよ(笑)
今回一番ミスってしまっているのは、メイン視聴者層の反感を買ってしまっていること。
韓国が好きか嫌いかみたいな話は別として、【頑張ってきたアーティストが出る場所】である紅白歌合戦にデビュー2ヶ月で知名度ゼロ、しかも一定年齢層には反日運動などで反感を買っている人もいる韓国のド新人が出てしまっているということでしょう。
興味がないから見ないって人が、「そういうことをするならもう見ない」に変わっちゃうんですよね。
さて、確かに韓国アイドルが好きな人もいますが、全く興味がない人もいます、さらに嫌いな人もいると言うちょっとリスクのある選択がどういう結果になるのかはちょっと楽しみです。
毎年書いていますが、私は大晦日番組には全く興味がなく、23時半ごろに始まる行く年くる年の鐘の音を聞かないと年越しに気分にならないので、0時の『ゴォーーーーーーーーン』と言う音を聞き、10分くらいしたらさっさとテレビを消してインターネットの世界に戻っています(笑)