表題に関してはお子様向けのアニメで昔あったセリフなのですが、そこは割愛します。
もちろん大きなお友達ではありませんでした。
薔薇というのはいろんなイメージがあるもので、綺麗な薔薇には刺があるとか、高貴なお花とか、気高く咲いて美しく散るとか・・・
一言に薔薇と言っても実は様々な種類があります。
モダンローズ、オールドローズに大きく分かれそこからさらにものすごい数の分岐をします。
モダンローズと言うのは最近の品種で、皆さんが薔薇ってどんな形?と聞かれたときに思い浮かべるアレです。
オールドローズと言うのは1867年以前のものを指すようで、モダンローズの元になているものみたいです。
カップ状に咲く品種も多く、芍薬の様な咲き方をしたりします。
みなさん、薔薇の花を見つけるとついつい香りを嗅ぎたくなりませんか?
そしてクンクンすると「あれ?香りがない」なんて思うこともあると思います。
実は最近の品種の薔薇は香りがしないものが多いです、オールドローズの特徴として香りがいいものが多いのですが、モダンローズはあまり香りがしないのです。
皆さんが薔薇の香水として意識しているあの薔薇の香りはダマスクローズと言う品種の薔薇を使っていることが多いのですが、ダマスクローズもオールドローズです。
そして、大量の花から少しの量のローズオイルしか抽出できないので、2〜3滴分で4000円くらいの値段がするのです。
さて、表題の方に戻りますが、みなさん青い薔薇って見たことありますか?
真っ青な薔薇です。
実は青い薔薇と言うのは自然界には存在しません、品種改良でも真っ青な薔薇というのはまだありません。
つまり、真っ青な薔薇というのはファンタジーの産物もしくはプリザーブドフラワーと言う加工をしたドライフラワーの様なものか、青い水を吸わせた白薔薇のどれかになるのです。
これはサントリーさんが開発に成功したとブルーローズ、やはり青というより青紫ですね。
それでもここまで青みがかった薔薇を作ったのは本当にすごいことなんです。もし遺伝子を組み替えないで真っ青な薔薇を作ることができればそれはそれは大変なことになるのです。
こちらは着色した薔薇、わかりづらいかもしれませんが葉の色が緑ではありませんよね?
青みがかっています、他にもよーく見ると脈状に青くなっているのです。
こういう改良された青みがかった薔薇はブルーローズと言われます。
ブルーローズはとてもいい香りがするものが多く、色だけでなく香りでも楽しむことができます。
このブルーローズがかの有名な「紫の薔薇の人」の送った薔薇なのかもしれませんね。
薔薇の花は結構枯れてしまうのも早く、お花屋さんなどで買ってきても放っておくと三日ほどでしんなりしてきてしまいます。
毎日少しずつ短くして切り口を新しくすることと、水を毎日変えること。
これだけで結構変わってきます。
夏の暑い時期は暑い部屋に長時間放置しただけで枯れてしまうので注意が必要です。
少ししんなりしたなーと思ったら、花首まで浸かる様に水に入れてあげたり、思い切って花首だけにしてしまってお皿に浮かべると少し長持ちしてくれますよ。