先日、ウクライナのところでも少し書いたのですが、この感染症が始まったくらいから世界的に実感してくるのが情報取得の方法による知識の傾きが年齢によって顕著だなと感じる方も多いのではないでしょうか?
今の戦争なんかでは、ロシアによるプロパガンダ(思想や行動の誘導・政治思想)の影響を受けているのは高齢者が多く、その理由はテレビしか見ないからだと言われています。
もちろんインターネットが全くプロパガンダの影響を受けないとまでは言わないのですが、インターネットの場合は検索の仕方やサイトの選び方で大きく変わってくると思っています。
テレビというのは政治の影響をとても受けやすく、製作者がどの立ち位置かによって印象を変えることができます。
例えば、日本で言うと製作者が与党の考えに賛同していたり、与党がその人にお金を払っていれば与党に好印象な番組を作ることができ、それが全国に広まります。
チャンネルはそんなに多くないので、全部のチャンネルに圧力をかければ与党一色の放送しかしないテレビということになるんです。
しかも、放映時間が無限にあるわけではないので、内容の厚みも限られてきます。
インターネットはその反面自分で自由にサイトを選ぶことができますが、上位表示のサイトは実はAIがその人の好みの内容に寄せた検索結果を上げていたり、倫理観がない人のサイトの場合はびっくりするようなトンデモ理論を繰り広げたりします(ワクチンを打つと磁気を帯びるとか、マイクロチップが入っているとか)。
ただし、視聴者が辛くなければ長時間でもみることができるので、緻密な内容を作ることができます。
ただし、それだけではなく個人的にはある一定の年齢の人たちとの間にすごく深い溝ができていて、もう諦めてしまっている人も多いのではないかなと思うんです。
私の行っているジムなんかでも、感染症に対する考え方で結構深い溝ができています。
色々聞く話によると、これを感じているのは私だけではないみたいですし、私の行って居るジムだけでもないようです。
ロッカーの中はマスクをしていても会話が禁止になっているのですが、60代以上くらいの高齢者は驚くほど規則を守りません。
また、注意されても逆ギレをして、周りの高齢者と同調して手がつけられなくなります。
多分、挨拶くらいとか、ちょっとした会話くらいとか、マスクしているんだからとかっていう理由らしいのですが、それでもその人たちが感染しないようにと我慢を強いられている世代の人たちからすると「あんたらに感染しないように外出自粛とか営業停止とかしてるんちゃうのん?」ってなりますよね?
守られている人たちが守るためのルールを無視していればそりゃ嫌われますよ。
こういうのがちょっと前に話題になった「キレる高齢者」なのでしょう。
もちろんすべての高齢者というわけではないんですよ。
もしかしたらこういうのも、今現在どういうマナーが世間には合って、どういう行動が迷惑行為になるかって居ることがわかっていないのかなとも思います、そういうテレビってあまりやりませんし。
「これが普通」「これが常識」。
こういう言葉をよく使う方がいますが、普通や常識って【その人が普通や常識だと思っていること】なんですよね。
なので、そこの幅が広ければ広いほどいろんな考えがあって、それも普通なんだって思えるんですが、テレビだけだとなかなかそれが広がらないのかもしれませんね。
どこかの国で、「他の国を戦争でなく手に入れたいならまずはテレビ局を掌握し情報操作をする」と言うものが本当にあるそうです。
実際、ロシアも今インターネット情報の閉鎖をどんどん進めていますし、中国ではインターネット規制もひどくLINEなどさえも使えなかったりしますよね。
つまり、自分たちの方向性を信じさせるにはインターネットが邪魔だっていうことなんです。
自分の信じているものが、ひょっとしたら日本から出ればめっちゃ非常識なことだったりすることも・・・
あるかもしれませんね。