お酒の呪縛 | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

お酒の呪縛

昨日から緊急事態宣言が解除されていますね。

まぁ、もうすでに誰も気にしていない状態でしたけど・・・

ただ、飲食店が夜までやっているのはありがたいと言えばありがたいですね。

私も今年は減量をやめてある程度食べたいものを食べている状態ですので、美味しいものが食べられるのはありがたいです。

ただ、この緊急事態宣言というか飲食店自粛は結構違う意味でダメージを喰らったのではないかなと思っています。

かれこれ一年近く自粛だったわけじゃないですか。

これが1-2ヶ月とかだったらまだいいのですが、これだけ長く飲食店がやっていないとみんな気づいちゃうんですよ。

 

「お酒って自宅で飲んだ方が安くて美味しくない?」って。

 

実際に、生ビールが美味しいと言いますが、生ビール600円と缶ビール300円だったら倍飲める方がいいっていう人もいるし、ウイスキーなんかも一杯数百円で飲むよりも自宅でソファーでゴロゴロしながらボトル開けた方が安いしリラックスできる。

何しろ酔って帰宅っていうめんどくさい行為がないし、タクシー代で数千円も使わない。

それじゃどんな人が宣言開けで飲みに行くのってなったら【喋りたい人】がほとんどになるわけですよね。

もちろん一人で飲みたい人、友人と楽しみたい人もいますが、喋りたいの度合いは人それぞれ。

お酒が悪いわけではなくて、お酒で節度のわからなくなった人が感染リスクを振りまくことが問題なわけです。

そうすると、静かに楽しみたい人たちはその中に入っていくかっていうと・・・厳しいですよね。

実際、飲食店がお酒を出さないと儲からないのは、飲食店にとって純利益の高いアルコールが売れないと儲けが出ないから。

ランチタイムに味を知ってもらって、ディナータイムにお酒を出して儲けるっていうのは飲食店の基本です。

でも、みんな気づいちゃったんですよ、その純利益に。

だからお酒を楽しむ人は家で飲むし、会話を楽しむ人は食べにいく、そして雰囲気を楽しみ騒ぐ人がいる場合は前者の二つは店に入らなくなる。

今まで通りに飲食店が繁盛するためには感染リスクだけではなくて、この【お酒の純利益】に気づいちゃった人たちをどうやって呼び戻すかだと思うんです。

BARみたいに雰囲気のいいところなんかはお酒に値段を出すとともに「雰囲気」にお金を払うわけですよね?

会話を楽しむ飲み屋さんなんかはただでさえいっぱいの料金が高額なのに、会話というリスクが出る。

その会話は自分の会話でもあり、他人の会話でもある。

自分はマスクをしながら話しているのに横の人がマスク外して騒いでいたら、結局『リスク犯してこの金額で飲むのは割りに合わない』って思うでしょう。

結局はお店の人たちがお客さんをどこまで管理できるかなんですよね。

「感染を気をつける人」と「宣言が開けて喜ぶ人」の違いという感じなのでしょうか。

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