丑の日のうなぎ | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

丑の日のうなぎ

うなぎの日ですね。

私もうなぎは好きですが、国産のものや天然のものはあまりにも高い為に手が出ません。

子供の頃はうなぎも松茸も国産のものがまだ手に入っていましたが、もうほとんどなくなってしまいましたね。

松茸もうなぎも、高価になるのはそれ相応の理由があり、両方とも養殖が困難だということがあげられるんだと思います。

でも、養殖うなぎってありますよね?

 

実はうなぎの生態についてはまだ完全にわかっているわけではないのです。

では養殖ってどうやって行われているのでしょう?

私も「さかなクン」ならぬ「うなぎクン」ではないのでそんなに詳しくは知りません、しかし、完全養殖ができないことは知っています。

うなぎの稚魚をシラスうなぎというのですが、シラスうなぎは実は日本よりもはるか南の海、マリアナ海溝近辺で産まれていると言われています。

というよりも、産まれたばかりのうなぎの子供(レセプトファルスと言うらしいです)→シラスうなぎとなり、そのシラスうなぎが頑張って日本まで泳いできて、川で大人になることでニホンウナギになるのです。

ちなみにヨーロッパやアメリカのうなぎはサルガッソ海というところが産卵場所のようです。

おとなになったニホンウナギは、川を下って海を渡って、マリアナ海溝に戻り産卵をするそうです。

 

さて、そんなうなぎさんたちなのですが、実は絶滅危惧種に指定されてしまいました。

日本人が食べ過ぎたというのが理由らしいのですが、実は世界的に見てもうなぎを食べるのは日本人がほとんどらしいです。

天然物のウナギなんてもう販売しているところさえ見たこともない気がしますよね。

本当に小さい頃、田舎のおばあちゃんの家で「昔はそこの水路でもうなぎが取れたのにね」なんて話を聞いたものです。

つまり4o年以上前ということですね。

 

でも、それでは中国産と国産、同じ養殖なのになんであんな値段が違うのでしょう。

私もよくわかりません、ただひとつ言えるのは稚魚であるシラスうなぎは同じだということです。

日本産でも中国産でも同じシラスうなぎなのです、生まれるところはひとつだけなのですから。

⚪︎⚪︎産というのは、成魚になるまでに一番長く飼育された土地の名前がつくそうです。

そうなると益々わからなくなるのが値段です、養殖するのであればそんなに大きな違いがあるのでしょうか?

餌とかなのですかね・・・・・・・・

 

とにもかくにもこのうなぎさん達はまだまだ謎が多く完全養殖ができません。

一応、卵の孵化から成功したという例もあるのですが、孵化させるコストの方がシラスうなぎを捕獲するコストよりも高いという現状があるみたいですね。

しかし、そのシラスうなぎもこの20-30年で捕獲量が10分の1位になってしまったそうです。

 

そう考えると・・・

食べない方がいいのかななんても思ってしまいますよね。

日本人の食べ過ぎの他にも、河川の減少や汚染で成魚になれなくなったとか、海水温の上昇とか色々な要素があるらしいのです。

 

今日は丑の日です、この事情を書くとたくさん食べましょうなんては言えないのですが、ありがたくいただこうと思っています。

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