イベント大国ニッポン! | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

イベント大国ニッポン!

先日は土用の丑の日のお話を書きましたが、今回はその余談みたいな話になります。

現在日本はイベント大国と言っても過言ではないほどに古今東西津々浦々のイベントを大人の事情で商魂たくましく行っていると思います。

お正月、節分、バレンタインデー、ひな祭り、ホワイトデー、子供の日、七夕、丑の日、ハロウィーン・・・・・

もう、どれが日本のイベントなのかもわからない状態の和洋折衷状態ですよね。

バレンタインは日本のイベントじゃないよ!と思っている方、バレンタインは日本のイベントなのです。

バレンタインデーは本来別に女性から男性にチョコをあげる日ではありません、お世話になった人にプレゼントをあげることもある日と言うだけです。

ホワイトデーに関しては、実は私が幼い頃はホワイトデーなんてありませんでした、小学校に入って少ししてから突然始まり、「男子は女子に三倍の金額のお菓子を返さなくちゃダメなんだからね!」と女版ジャイアンに無理矢理チョコを強奪ならぬ強付与された記憶があります、ちなみに、ジャイ子さんは漫画が始まった頃は乱暴な子でしたが、話が進むにつれ漫画家を夢見るいい子に変化しました。

なので、ジャイアンみたいな女の子はジャイ子さんではなく女版ジャイアンなのです。

恵方巻きなんて、関東では大人になってから始まった大人の事情で始まったイベントなので私はあまり好きではありません。

ハロウィンも大人になってから始まった大人の事情で始まったイベントなので私はあまり好きではありません。

クリスマスに関しては、子供の頃は大好きでした。

でも、大人になると大人の事情が見え隠れし始めて・・・

クリスマスに食べるのはフライドチキンではなくターキー(七面鳥)です。

日本ではあのおじさんの揚げ鶏屋さんがクリスマスにはケンタッキーと言う宣伝で始めました(実はホームページにも書かれています)。

クリスマスにイチゴのケーキは食べません、だって旬じゃないですもん。

ブッシュド・ノエルと言う丸太の形のケーキです。

クリスマスは恋人たちの日ではなく、家族で過ごす日です。

星のキラキラした国旗の国では、恋人たちはそれぞれ家族の元に帰る日がクリスマスです、でも、なんで恋人達の日になったのかというと、日本のホテルの事情があったらしく、小さいお友達が見ているかもしれないこのサイトでは書けません。

それに、サンタは赤と白ではありません。

某焦げ茶色の炭酸飲料の缶が赤と白なので、その宣伝用にあの色使いになったのです。

もしかしたらペプシが宣伝していればトリコロールサンタになったのでしょうか。

サンタさんは寝ている間にプレゼントを枕元に置いていってくれるはずが、気がつくと「クリスマスのプレゼントは3000円までだからね!」と言われ、あんた達は日頃から数万円の財布やらバッグやら買っているじゃないかと子供心に矛盾を抱え、そのうちあの【お菓子のいっぱい入ったフワフワ飾りのついている靴】ももらえなくなり、「もう子供じゃないんだからあんなものはいりません!」と都合のいい時だけ大人扱いされた上に靴の年齢制限まで勝手に設けられ、ある年のクリスマス・イブの夜にふと起きると【お菓子のいっぱい入ったフワフワ飾りのついている靴】がベットに置いてある幻覚までみて、1時間くらい探し回った挙句に結局幻覚だと言う現実を突きつけられたと言う苦い思い出もあります。

ちなみに、子供の日は誕生日がすぐ近いという理由で何ももらえませんでした。

子供の日は子供の日、誕生日は誕生日というセレブレイトする理由は個別にあると思うのですが、そこは別と言う点と、誕生日のプレゼントも3000円という、こどもの日と誕生日合算すれば6000円なのにと言う極めて合理的かつ正当性のある主張も認められませんでした。

なんだか子供の頃の恨み話みたいになってしまっているので、少し話を整えましょう。

とにもかくにもイベントだらけのこの現状、こんなに書きまくった後に言うのもなんなのですが、イベントはイベントとして楽しめばいいんだと思います。

ただし、きちんとルーツなり本来はどういう物なのかというのを知った上で踊るのと、ただただ踊らされているのではちょこっと違うなと私は思うのですね。

クリスマスはプレゼントをもらう日ではなく、キリストの誕生祭です。

うちは仏教徒だからと言う理屈もわかるのですが、そこじゃないと思うのです(笑)

だって、日本のクリスマスをお祝いする家庭のなかで本当に誕生祭をお祝いしている家庭なんてほとんどないのですから。

鍼灸の学校に通っている時に、「今日はハロウィンだからお菓子くれないと本気でいたずらするからね!」と本気で言ってきた女の子に心底イラっとしたのは秘密です。

それぞれのイベントがあって、それぞれの楽しみ方がある。

私はイベントには乗っからず、隅の方でちょこんとぶらさがって便乗しているのが好きです。

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