毎週、買った切花が寿命を迎えてしまうと新しいお花を買いに行きます。
今週見つけたのはこれ、そう蓮の花です。
そういえばもうすぐお盆ですもんね、でもお盆に蓮の花が売り始めるのは知っていましたが、飾るのは知りませんでした。
この時期、上野の不忍の池に行くと、一面蓮の葉で埋まり、そのなかにピンクの大きな花を見る事ができます。
これが実際の不忍池の蓮の花です。
とてもほんわかとしたいい香りがするのです。
ところでみなさん、睡蓮(スイレン)と蓮の違いってわかります?
まぁ、種別としても全然違うのですが、見た目でわかる睡蓮と蓮の違い。
まず、大きな違いは、睡蓮は葉っぱが水の上に浮かんでいます。
ちょこっと飛び出たりしているのは気にしないでください(笑)
花の色も青や赤などたくさんの色があるのですね。
とにかくたくさんの品種があります。
なかにはオオオニバスなどという葉の大きさが2-3メートルになり、人が葉っぱの上に乗っても沈まないなんて言う大きなものもあります。
水に浮いている上に浮力がすごいのですね。
蓮は花も葉も水の上には浮いていません。
数メートル花や葉を伸ばし、水面よりもかなり上で咲きます。
花は大きく、20センチ以上になるものも。
花色はピンク、白が多く、なかには黄色もあるそうですが、それくらいであまり種類は多くありません。
葉っぱの特徴は切れ込みがなく杯の様に真ん中がくぼんでいます。
ちょっとこの写真を見てみてください、葉っぱの真ん中に水玉があるのがわかりますか?
蓮の葉は撥水性があり、コロコロと転がって真ん中に集まります。
この葉もいろんな漢方などとして使われるようです。
蓮の花は泥という汚い中に生まれ、そこから花や葉を伸ばし清らかな花を咲かすということから仏教などでは神聖なものとして扱われてありしている様です。
蓮の花は朝に咲いて昼にはもう閉じてしまいます。
睡蓮が昼や夕方くらいまで咲いているのに対して、蓮は朝見に行かないと咲いてくれていません。
そして、数日後、すべての花びらをハラハラと落とし散ります。
真ん中にある雌しべは蜂の巣のような形をしていて、それが「はちす=はす」となっているという説もあるみたいです。
睡蓮にはこの蜂の巣状のめしべはありません、そして花びらを散らさすに枯れます。
もちろん、この蓮の根が蓮根です。
この時期、不忍池など蓮の花が植えてあるところは本当に綺麗な蓮で埋め尽くされています。
ぜひお時間がある際にでも足を運んでくださいませ。
歩き回って疲れましたら当院までお越しくださいと言いたいところですが、あまり宣伝チックになるのもどうかと思うので割愛します。