この話題を七夕に書けばいいのにと思ったのですが、ふと思い出したお話なので書いてしまいます。
七夕と言えば小学生の頃には七夕集会というものがあり、体育館に生徒が集まって全学年の笹飾りを眺めながら「ささのはさーらさら♪」と歌ったのちに各学年主任の先生が自身の願いを発表するみたいな流れだったように覚えています。
あれは小学校3年生か4年生の頃でした。
壇上の先生が「今年は、パトカーと交通事故を起こした生徒がいました。ほかのみんなはそんな事故を起こさないようにとお願いしました」と言うようなスピーチをしました。
周りのみんなは「⚪︎組の××君でしょー」とクスクス笑いながらその子のことをみていました。
私でした。
実は、その時の記憶が全く無い(脳震盪を起こしたようで、事故当初からその時の記憶がありません)ので詳しくはわからないのですが、どうやら私はパトカーにはねられたたそうです。
かなりの距離を転がったらしく、目撃者はみんな死んだのでは無いかと思うほど飛ばされたと聞いています。
骨一本折ってい無いのですが。。。
交通違反の原付を追いかけてスピードを出していたパトカーにはねられ、そのままパトカーは私をパトカーに乗せて病院まで運んだと聞いています(救急車呼ばなきゃダメなんじゃないの?と言う事を誰かが言っていました)。
かすかに記憶に残っているのは、当時気に入っていた服を破かれるのが嫌だと言った覚えがあり(足の傷を縫う際にハサミで切られてしまいました)、その後はベッドの上でした。
まぁ、警察の方とは両親の間で一悶着あったらしいのですが、それは別の話のなので割愛するとしまして・・・
一週間後、骨さえも折っていない私は退院し、その足で学校に行きクラスのみんなの前で「坪井君が今日退院しました!」と紹介されました。
ドラマの中に良くあるワンシーンの様に、「大丈夫だった?」「大変だったよね!」「みんな心配していたんだよ!」と言う声とともにみんなが駆け寄ってくれました。
なんていう事は一切なく、ポツリとある女子が一言。
「えー、もう退院しちゃったの?」
と言う一声とともにクラスの雰囲気は凍りつき、先生と親と私は苦笑いをしながら、凍りついたクラスを後にしました。
別に当時のクラスでいじめられていたわけでもないはずなのですが・・・
子供って残酷ですね。
そしてその数日後が七夕集会。
全校生徒の前で晒し者にされた私は大人も残酷だと実感する事になったのです(笑)
ここ数日でいじめと教員の問題がありますが、当時の私の担任の先生もいじめは良くないとか、障害のある児童にはあからさまに特別扱いして「私は障害のある児童にも理解のある教師です」とアピールしている方でしたが、彼女の気に入らない生徒に対しては逆に教師が生徒をいじめたり、同じ学年のほかのクラスの担任の先生をいじめていたりする人でした。
やはり、教師といえども同じ人なわけですし、いじめをする人が生徒のいじめなんて親御さんの点数をかせすための道具なのだなと子供心に思っていました。
別にその事がトラウマで残っているというわけではないのですが、笹の葉が揺れる様を見ていると自然にその時の体育館の大きな笹が揺れている風景が思い起こされます。
昨日も、せっかくだから笹でも買ってみようかなと歩いていたら、小学生が笹を持って歩いているのを見た時にフラッシュバックしました(笑)
織姫様と彦星様の心ときめくストーリーよりも、心の傷がチクリと痛む七夕なのでした。