なんだか、足立区の議員さんが「足立区民が全員LとGになったら足立区は滅ぶ」と言っていた様ですが・・・
逆じゃないですか?
当院はLGBTQの皆様にとてもWelcomeな立場をとらせていただいており、実際そういう方々もいらっしゃいます。
だからと言って商業的に有利な発言をしようと思っているわけでもありません。
これ聞いた瞬間に思ったことは・・・
「逆に税金たくさん払ってくれるし、子供の手当ても考える必要ないし、足立区が孤島なのだったら滅びるかも知れないけど、陸でつながっているんだからむしろLGBTQの人たちが住みやすいと思って引っ越してくるから滅びないでしょ」
と思いました。
この議員さんに関して思うことは、正直もう一人最近問題になっている交通事故を起こした元院長の方と考え方が同じなんだなということです。
このお年になったりこういう立場の方ってそういう人が多いなって思うこともあるのですが、自分の周りにあることが世界の全てで、自分こそ絶対唯一に正しいと思っている感があります。
元院長の方も「車が暴走した」と多分本気で思っているのでしょう、しかし、周りから見るとそんなことあるかいなとツッコミを入れたくなります。
この議員さんに関しては、そもそも「普通」「普通」と連呼されています。
普通に結婚して
普通に子供を産んで
普通に子供を育てる
みなさんおっしゃっていますが、この普通ってなんなんでしょうね?
私の親も何かというと普通普通とか常識ではとか言いますが、普通とか常識ってなんなんでしょうか?
答えは【多数派】ということなのでしょうが、この場合は少し違います。
私たちが「普通は」とか「常識」という言葉を使うときは【その人が多数派だと思っていること】である場合が多いです。
しかし、きちんと様々な情報を集めた上での「普通」や「常識」はまた違うのですよね。
この方が言う普通の結婚というのは「私の結婚」という場合が多く、世間的にみてこの議員さんの結婚が【普通】なのかどうかなんて誰にもわからないんです。
つまり、自分の子育てが正しい【普通】の子育てなんだと思っているのではないかなと。
しかし、議員さんの子供とかは世間的には「普通じゃない」場合も多く、このかたの過程が【普通の家庭】かどうかさえわかりません。
さらに、「私の周りにはLGBTQはいない」と豪語されていますが、そもそもこんなことを言う人ですから普段から否定的差別的なことを言っているのでしょう。
そんな方に「私はGでーーーーーーーす!」なんて言う愚か者はいませんよ。
あなたの周りに「いない」のではなく、あなたを信頼しているLGBTQがいないんです。
足立区が滅ぶ
滅ぶの定義ってなんなんでしょう。
例えば、東京駅の周りに住んでいる人はあまりいませんよね?
ほとんどが家庭を東京駅以外の場所に住んでいるでしょう。
それでは千代田区は滅んでいますか?
東京駅が滅んでいると思う人はいますか?
逆に言うと、新宿二丁目というところはたくさんのLGBTQの方が住んでいます、他にもLGBTQがたくさん住んでいると言われている地域もたくさんあります。
滅びてるんでしょうか?
もしも足立区の出生率が0になったとします、しかし、生活は営まれるし、経済も回ります。
LGBTQだらけになったら誰も働かず、誰も経済を行わず、人の気配が消えるんでしょうか?
「子供が生まれない区」と言うのであれば、千代田区だって出生率は低いはずです、滅んでいるのでしょうか?
一つの事柄に対して自分が間違えた行動をしたときに、自分は悪くない、自分は間違えていないと発狂するのは愚かなことだと思います。
元院長さんにしてもあれだけ証拠が揃っている可能性があっても自分は悪くないと思っているのでしょう。
確かにLGBTQの方々を過剰に擁護するのは違う場合もあります、しかし、これに関しては・・・・
言葉を言い換えると「私たちみたいな子供の産めない老人が増えたら足立区が滅びる」と言っているのと同じだと思うんです。
だって、子供が産めない=滅びるって思っているのですからね。
そもそも、このかたのご自慢のお子さんやお孫さんは足立区に住んでいるのでしょうか?
この方の理論からいくと「足立区で生活する新しい子供がいなくなったら足立区が滅びる」んですよね?
ではこの議員さんのご家族が全員足立区で生活しない限り足立区は・・・・・滅びるのではないでしょうか?