昨日も書いたのですが、鍼灸師はどうも女性鍼灸師の方が人気があると思われがちです。
それは書いたように女性患者が女性鍼灸師を好むと言う思い込みがあるからなのではないかなと思います。
あと、女性鍼灸師だと繊細で丁寧な鍼を打ってくれるはずだと言う勘違いもあります。
これは個人的な感覚なのですが、私が学生時代【鍼灸師の学校に行っているのに鍼を打たれたくない】と言う生徒は断然女性が多かったです(偶然の可能性もあります)。
自分は鍼をされたくないけど人に鍼をするのは平気という人がクラスに数人いて、そういう人の鍼は決まって痛いんです。
どうしてかというと、自分の体で練習しないから。
もちろん、鍼をあまり打たれたくないと言う男性もいましたよ、でも、鍼が嫌いと言う人はいませんでした。
実は私も初めの頃は鍼を生徒に刺す時に痛いと言われていました。
自分で刺す時も痛いなと思うことがあり、痛くなく刺すためにいろんな先生に聞いて回ったり自分で試したりして痛くなく刺すことができるようになりました。
私自身は、施術者が自分で自分に鍼をして自分の症状を改善することができる人の方が圧倒的に鍼が上手だと思っています。
それは、刺された時の感覚や、どう言う場所にどうやって鍼を入れれば良いかを身をもって知っているからなんです。
もちろん、女性でも自分でガンガン鍼を入れる人はいますよ(笑)
鍼灸師に女性の方が優れているとか男性の方が優れているとかはありません。
女性でも男性でも上手い人は上手いし、下手な人は下手です(笑)
なので、あまり性差に拘らずに探してみるのも良いと思いますよ。
ただ、私の周りには個人で鍼灸院をやっている女性ってあまり見かけないんですよね。
女性は治療院に勤める人が多くて、男性は個人でやっている人が多いです。
【女性専用鍼灸院】と言うのが世の中にはたくさんありますから、女性の需要はそう言うところで間に合っているのかもしれませんね。
当院は男性専用鍼灸院ではありませんが、比較的男性の患者さんが多いです、もちろん女性の方もたくさんいます。
男女比で言うと、通常7:3くらいと言われているのが当院は4:6くらいな感じですね。