昨年、患者さんにいただいたお素麺がとても美味しくてちょこっと買ってみました。
【三輪山本】というお店の白龍というお素麺。
美味しいなと思ってからネットで見てみたのですが、お素麺としてはなかなかのお値段でして、来年にしようかなと考えていた一品を購入。
高いと言っても外食するよりは全然安いですし、断然おいしかったのでお素麺とごまの練り込み蕎麦を買ってみました。
前にも書いたかもしれませんが、素麺と冷麦の違いってただ太さが違うだけなんですって。
厳密には素麺は伸ばす時に油を使用しているので少し風味が変わるのだとか。
1.3mmまでがそうめん
1.3-1.7mmまでがひやむぎ
それ以上がうどんなんだとか。
日頃、皆様がスーパーでよく見る揖保乃糸。
300gで300円くらいで売っていますよね。
この三輪本舗の白龍は300gだと1200円(笑)
1束が50gなのですが、50gで200円です。
なんでそんなに値段が違うのか私もよく分かりませんでした。
でも、実はこの揖保乃糸にも等級が存在し、値段が全然違うものだったのです。
『そうめんの等級』
そうめんにはその太さや材料でランクがあり、揖保乃糸でさえ7段階(!)あるそうです。
基本的に細ければ細いほど熟練した職人にしか作れないために高くなるそうです。
なんと「製麺技能士」という国家資格まであるのだとか。
太づくり→上級→熟成麺→播州小麦→よりつむぎ→特級→三神
という順番で等級が上がり、三神に至っては作れる製造者がかなり少ないのだとか。
その細さ0.55〜0.6mm。
1束50gで270円。
そうめんは作ってから寝かせることにより、作る際に使用した油が落ちていくらしく、そういうヴィンテージものを古物(ひねもの)というらしいのです。
この三神古物は19束で5400円で販売されているので、ご興味がある方は調べてみてください(笑)
さて、私が購入したものも負けず劣らずお高級品だったわけですが、やはり太さは0.6mmと書いてあるので相当良い物なのでしょう。
ちなみに、昨年食べた時に感動するほど美味しく、その後スーパーの揖保乃糸を何回か食べたのですが明らかに味が違うので何が違うんだろうと密かに調べていたのです。
ちょうどこの時期は昨年も今年も減量をしているので、来年は揖保乃糸の三神を試してみようかなと考えています。
10食分で5400円なら、一食540円ですものね。
すだちを絞って美味しくいただきたい物です。