先日、プッシュアップバーを買いました。
プッシュアップバーというのは、簡単に言うと腕立て伏せをするための道具です。
家にある程度の広さがあって、近所迷惑にならなければ自宅に色々と器具を揃えることができるのですが、なかなかそうもいきませんよね?
私はジムに通っているのですが、週末は店に泊まり込んでいるので行こうとすると電車に乗って笹塚まで行かなくてはいけません。
今まではそれで通っていたのですが、どうしても朝のラッシュ時間帯になってしまい、この時期は怖いというのが正直なところ。
ジムも復帰したのですがここはやり方を少し変えようということで、ジムの会員種別を関東全域会員ではなく地元の単独会員で、しかも私は昼にしか行かないのでデイタイム会員へ。
これで会費が6000円くらい浮きます。
たまに他店舗に行きたい時は1000円払えば使えるので、それでいいかなと。
そして、週末はお店でトレーニングを強化。
今までも店でやっていたのですが、多少の機材を買ってもう少し充実させようかなと。
そこで登場したのがこのプッシュアップバー。
実際に使っている画像があるのでこちらでみてみてください(Instagramに飛びます)。
このプッシュアップバーというのはとてもシンプルなもので、引き戸の取手みたいになっています。
たったこれだけで何が違うの?
って思いますよね。
私もそう思っていたのですが、実際に使ってみると全然違うんです。
①手首への負担
腕立て伏せをするときに意外に負担になるのが手首。
手の平を反らせたときに大抵の人は90度くらいまで反れるのですが、手の平が開いている状態だとちょっと反りづらいのが分かりますか?
腕立て伏せをするときには手の平を開いた状態になってしまうのですが、バーを握ることで丸めた状態で反ることができます。
これが結構大きな利点で、手をどの位置に置くかによって胸のどの位置に効くかが変わってくるのです。
グリップを握る時にハの字に握ることで、ちょうど良い角度で掌の位置を置くことができます。
また、これは様々なトレーニング動作に言えるのですが、基本的にものを押す時に1番力がはいり、手首に負担がかからない場所が掌底です。
ちょうど親指の付け根あたりですね。
地面を押す手が全体で地面を押すよりもグリップを押す方がここの部分でしっかり押すことができるんです。
②運動域の変化
諸説ありますが、トレーニングを行う時にしっかりとストレッチ負荷をかけてあげる方が筋肥大を起こしやすいという説があります。
ストレッチ動作というのは、重さの乗った状態で筋肉が引き伸ばされる状態ですね。
この腕立て伏せでいう場合の胸が地面につく寸前の状態です(着いてしまうと負荷がかかりません)。
つまり、手のひらよりも胸の位置が下に来ることがないのです。
しかし、胸の動作というのは手のひらが胸の位置よりも下に来る必要があるんです。
それはほんのわずか数cmですが胸よりも下です。
このプッシュアップバーは高さが10cmくらいあるので、そこまでしっかりと胸筋を引き伸ばすことができます。
動画でもしっかりと胸の位置が下になっているのがわかると思います。
ここまで負荷をかけることでしっかりと胸に負担がかかり筋肥大を起こしやすくなります。
また、ギリギリまで耐えて耐えてストレッチをしても、ベンチプレスはその後上にあげなくてはいけないのですが、これだと倒れ込むだけなのでギリギリまで負荷をかけることができます。
③初心者におすすめ?
実は、プッシュアップって初心者にはあまりお勧めではないと思っています。
というのも、きちんと負荷をかけるための動作や手のひらのどこに重心を置くかなど、しっかりと理解した上でプッシュアップをすればかなり効きます。
私の体重が70kgちょいなのですが、動画のようにかなりゆっくりと動けば相当負荷がかかります(ちなみにこの動画はすでに何セットもやった後なので回数が少なくなっています)。
しかし、初心者だと自分の体重を支えることができない筋力の人もいるんですね。
膝をついたりいろいろな方法があるのですが、重さが重すぎると腰が重さに耐えられなくなり、反り腰の状態でプッシュアップを行い腰は痛くなるけどトレーニングというほどの負荷はかからないということが起きます。
私はトレーニング半年〜1年以上の方が家で補助的にトレーニングをするのは賛成ですが、超初心者の方はまずはジムに行って運動方法に慣れてからのがいいのではないかと思います。