世の中には「女性専用」とか「女性専用オイルマッサージ」「女性専用サロン」と言うのが多く見受けられます。
しかし、男性専用というのは結構少ないことに気づきました。
先に書いておきますが、当院は男性専用の治療院ではありません。
ただし、私が一人で営んでいると言う面から男性専用のメニューがあるんですね。
①セクハラとセクハラじゃない部分の境目
この男性専用メニューと言うのは異性に対して行うとセクハラと間違えられてしまう可能性があるマッサージ部分があると言うことです。
たまに施術中に触られたなんてニュースが出るのもこう言う部分なんだと思います。
当院の場合は背中や足の付け根や胸部だったりするのですが、胸部は論外ですが足の股関節なども誤解されやすい部分ではあります。
なので、同性であればセクハラと捉えられるリスクが少ないので男性専用とさせていただいています。
私も実際にやられたことがないのでわかりませんが「睾丸マッサージ」なるものがタイの方では普通にあるらしいのですが、そう言うものは行っておりません。
②どうして男性専用治療院や男性専用オイルマッサージが少ないの?
多分、先入観なんだと思います。
私が鍼灸学校にいる時から「鍼灸やマッサージは女性需要の方が多いから、鍼灸師も女性の方が有利」なんて言われていました。
確かに体のメンテナンスって女性の方がお金を使う金額も多い気がしましたが、私はなんかそれに同意できずにいました。
と言うのも、私の周りはトレーニングなどで負傷している方が多く、どちらかと言うと深刻に悩んでいるのは男性の方が多かったんですね。
でも、学校ではそうやって女性の需要が多いと勘違いしてしまっている部分もあります。
男性用のオイルマッサージも同じような感じなのではないでしょうか?
オイルマッサージってエステのような柔らかくさわさわとマッサージされる印象が大きいのか、男性需要が多くないイメージが強いようです。
ゲイの方向けの場合は逆にオイルマッサージが多いみたいで、需要が多いみたいですね。
ただ、今度はちょっぴり性的サービスが含まれている場合も多いらしく、当院はそう言うのはありません。
そう言う観点から、当院のようなしっかりと圧をかけてオイルマッサージをするところはとても少ないみたいです。
③男性セラピスト(施術者)が少ない理由
上に書いたような理由もあるのですが、単純に教える人も女性向けに教えていることが多いですし、男性施術者が働ける現場も少ないです。
ですから、私のように独立してやっている人以外は習得している人も少ないと思います。
私の場合は学校(鍼灸学校の上位校)で学んだのですが、教えてくれた先生の治療院も基本的には女性の施術者ばかりでした。
授業としてオイルマッサージがあったのですが、卒業してこのオイルマッサージを使って仕事をしているのは同級生の中でも男性だと私だけな気がします。
それだけ結構レアだったりするみたいです。
私と同じやり方でこのオイルマッサージをやっている男性鍼灸師は知っている限りでは当院以外に2箇所あり、全て同じ先生から学んでいます。
④男性オイルマッサージが効果的な理由
これに関しては、女性の施術者が劣っていると言う意味ではなく、男性だとこう言う点があるんですよと言う部分を紹介します。
人にもよりますが、体重が重い方がマッサージってしっかりと押すことができるんです。
なので、男性の方がしっかりと内部まで圧がかかることが多く、手や指の幅が広い場合が多いので強い圧が広い範囲でかかることで「強すぎない」と言うことがとても大きいと思います。
また、当院のオイルトリートメントはかなりしっかりと押すので、「筋膜リリース」と言う手法に少し似ています。
優しくオイルで撫でると言うよりは、しっかりと圧がかかることで筋肉を緩めるのですが、上から押すだけの「指圧」よりも当たり感が柔らかく、満足度も高いと思われます。
個人的には、この【撫でるだけではなくてしっかり押す】と言うのが効果的だと思いますし、トレーニングやスポーツをしている方にはこれくらいしっかり押さないと効かないのではないかと思っています。
いかがでしたでしょうか?
一言でオイルマッサージと言っても実はいろいろな手法があるんですね。
このマッサージの強さと言うのは好き嫌いあがりますが、個人的には撫でる系の場合はリラックスしたい場合に心地よいと思いますが、何かを改善したい、トレーニングやスポーツの疲労をガッツリ撮りたいと言う場合には断然ガッツリ系ではないかと思いますし、私自身もガッツリ押されるオイルマッサージが好みですね。