現在当院で扱っているのは販売製造も国産の【セイリン】とアメリカの【ISSHIN】と言う会社の鍼です。
このISSHINというのは鍼師の中ではかなりマイナーな会社の鍼なのですが、鍼の汚れをきちんと洗浄しており材質も品質もとてもいい会社の鍼なんです。
アメリカで作られてるのだと思い込んでいましたが、どうやら製造はやはり中国みたいなのです。
しかし、ここの鍼の製造基準がとても厳しいらしく、製造油を落とすために何回も超音波洗浄を行っているらしいです。
昨年末か今年の初めくらいから卸業者の欠品が激しくなり、普段私が使用している鍼も欠品が出てきてしまいました。
このISSHINの鍼は価格が比較的安価で、特に長い鍼になるととても安く買えます。
価格的には多くの日本の鍼灸院で使用されている安い鍼よりも高くセイリンよりも安い中間で、品質はとてもいいのです。
ただし、これが長い鍼になると選択肢がほとんどなくなり、セイリン社の半額以下の金額で買えるようになります。
これは、長い鍼というのは日本ではあまり使われないために国産のセイリンでは多いロットで作ることができないのです。
だから2.5倍くらいの金額になってしまうんですよね・・・
その長い鍼がほぼ全て販売ストップがかかってしまっています。
私にとってみれば鍼が他社製品に変わるということは使用感、信用、品質が変わってしまうことになるので、せめて買えるうちに買っておかなくてはと思い、少し多めに在庫と確保しているのですが・・・
この時期に仕入れが増えるのは結構痛いのです。
腐るものではないのでそれは安心なのですが・・・
10万円がどんどん固定費や仕入れで減っていきます・・・
今年いっぱいは結構厳しい年になりそうですね。。。