さて、だんだん書くネタが無くなってきました(笑)
台湾には日本の古い建物がたくさんあります。
日本の統治時代にたくさんの建物を日本は台湾に建てました。
いいことか悪いことかは別として、そういう建物を台湾の人たちは大切に残している場合も多いです。
それがこの「青田七六」。
青田町というところにある住所から名前がついているみたいですね。
当時、大学教授だった日本人の方の家なんだとか。
見た目は昔ながらの日本家屋なのですが、庭が南国なのでなんとも言えない違和感が面白いです。
こんな感じで内部はリノベーションされています。
中央下段の写真は子供部屋だったらしいですよ。
かなり人気のカフェ&レストランみたいで、週末とかですと予約しないと入れないこともあるそうですよ。
場所は永康街の近くです。
そのほかにはこんなお茶屋さんにも連れて行ってくれました。
ここは迪化街(ディホアジェ)の中にあるお茶屋さん。
建物は日本家屋ではないのですが、内部が日本チックにリノベされています。
ただ、ここは私が日本ぽいなと感じただけで、もしかしたら台湾のインテリアもこんな感じなのかもしれませんね。
何しろどうしても歴史上日本のテイストが入っている部分もあるので、どこまでが台湾でどこまでが日本なのかがわからなくなります。
私は日本人なので純粋にこれが台湾のテイストですよっていうものがわからないだけなのですけどね。
個人的には台湾の人たちって植物の使い方がすごく上手だなって思います。
このお店・・・というかここらへんの建物は渡り廊下を通じで2-3つの建物がくっついています。
途中で違う店に変わったり、三つとも同じ店だったりもします。
その間の空間を上手に南国風の庭園にしてあったりするんです。
それは昨年のホテルなんかもそうなんですけど、日本よりも自然が身近にあって、街中にドーンとガジュマルの大木があったりするんですね。
例えばこれはSunny Hillsという超有名なパイナップルケーキのお店。
青山にも店舗があって、10個入り3000円だとか(笑)
台湾では10個入り1600円くらいです。
ここは三越の中なんですけど、こうやって本当にセンスよく木の椅子とグリーンを取り入れています。
ちなみに、これは以前も書きましたがパイナップルケーキには二種類あります。
鳳梨酥と書くのがよくお土産で買ってくるパイナップルケーキ、しかしこれは本来のパイナップルケーキではないそうです。
多分安価に生産するためにこうなったのだと思いますが、中身は冬瓜です。
じゃぁ、冬瓜のものが美味しくないの?と言われるとそんなこともないのですが、この餡の中身にパイナップル が全く含まれていない冬瓜と香料のものもあるそうです。
パイナップルケーキは宮原眼科を経営している日出という会社が作ったと言われています。
昨年の6月に台中で宮原眼科に行っていますね。
その時のコラムはこちら
日本の方は今回のSunny Hillsでパイナップルケーキを初めて食べたという方もいるかもしれませんが、私は元祖の宮原眼科のものの方が好きです、記事にチーズが入っていてとても美味しかったです(日出食品の方がここのお菓子はチーズケーキが始めのお菓子と言っていた気がします)。
この宮原眼科やSunny Hillsで売られているのが土鳳梨酥。
土という漢字は本来のとかその土地のという意味があるらしく、この土鳳梨酥では100%パイナップルが使用されています。
というか、100%パイナップルしか土鳳梨酥と書けないのだと思います。
こちらの餡はパイナップル の繊維がしっかりと残っていて本当にパイナップル を食べている感じがします。
というか、本当にパイナップルなんです。
この土鳳梨酥は鳳梨酥の倍くらいの金額がするので、お土産屋さんで高いパイナップルケーキがあれば大体これです。
このタイプのものや、地元のベーカリーで売られている土鳳梨酥や鳳梨酥は賞味期限が2-3週間しかありません。
もちろん保存料がないからです。
そういう添加物に関してはすごく敏感なような気がします。
話がインテリアや内装、グリーンからパイナップルケーキまで飛んでしまいましたが、こういった日本のようで日本じゃない。
どこかノスタルジックを感じる台湾が好きです。
もちろん、異国情緒というならばもっと遠くへ飛ぶのもありなのですが、何しろ近くて安い。
下手すると国内旅行よりも安いのが魅力です。
日本が近代化するにつれ、どこかに落としてきてしまった大事なものが台湾にはある気がします。