この花が咲くたびにニュースで取り上げられますよね。
世界最大の花として知られているこの花ですが、もう一方でラフレシアと言う花も世界最大だと言われています。
この違いはラフレシアは単一の花として世界最大で、例えて言うと桜の花があそこまで巨大になったイメージです。
また、このショクダイオオコンニャクはラフレシアよりも大きくなるのですが、花の集合体であり単一の花はとても小さいのです。
ひまわりが巨大になった感じですね。
この花は2-3mくらいの長さに成長し、すごい腐臭を放つことから死体花なんていう名前でも呼ばれています。
この花は色々と驚きの生態をしており、花が咲くのは数年に一度。
普段は一枚の葉っぱだけを4-5mほど伸ばし何年も栄養を根に蓄えます、この葉は毎年生え変わるらしいのですが、花が咲く年には真ん中の付属体と言う棒状のものを伸ばし、その周りに仏炎包という花弁状のスカートみたいなものが出てくるそうです。
そして、この仏炎包が開くときにものすごい臭いを発するそうです。
これがまだ球根が小さい時点での葉ですね。
葉がたくさんついているように見えますが・・・
よーく見ると全部繋がっており、一枚の葉だということがわかります。
数年に一度しか咲かないのに花の寿命は2日。
今回の神代植物公園で見たときは2日目なので、すでに仏炎包は閉じてしまっています。
この花は日本でも開花成功例がいくつかの植物園でしかないので、咲くたびに話題になります。
ちなみに、これだけ大きな花を数年に一度しか咲かせないのに、受粉するためには同時に複数の花が咲かなければ受粉できない構造になっているため、日本で受粉するのは不可能だそうです。
私も一度見てみたいと思っていたのですが、当院から比較的近い調布の神代植物公園で咲いたとのニュースを偶然見つけたのでついつい見に行ってしまいました。
他にも色々植物を見てきたので、近いうちにアップしたいと思います。