最近テレビでやっていた不登校の子どもについて。
テレビでやっていたのは、宿題をやりたくないから不登校になって、夢は子どもだけのピースボートで世界一周をすることなんだとか。
足し算は電卓があれば問題ないし、漢字はsiriが教えてくれるんですって。
一見耳当たりのいい言葉で夢がいっぱい詰まっているように聞こえて・・・
実際問題何一つ現実的ではないんだなと感じてしまいました。
まず、計算は電卓がしてくれるからできる必要がないって言うんですけど、実際私たちが計算する時って「今から計算をしますよ」って時はあまりなくて、何かをしながら頭の中で暗算をするんですよね。
それは買い物だったりって言うのを筆頭に、本当に色々な場面で。
それを私たちは無意識のうちにやっているので算数なんて実際の生活で使わないって言うんですけど、それは意識していないだけで実際にはすごく様々な場面で使っている。
漢字だってそう、実際にテストみたいにこの漢字はなんて読むんですかって確認する場面がないので気にならないだけで、読めない漢字を調べるのって意外に難しいんですよ。
だって、読み方わからない漢字をどうやってsiriに聞くんですかね?
なんか色々と浅はかと言うか、大人が後ろで操っているとしても浅はかと言うか・・・
そして、極め付けは先ほど書いた子どもだけが乗れるピースボートで世界一周するんだとか・・・
子どもだけが乗れるって言うことは、彼の主張を見てみるとボートを動かすのも子どもってことですよね?
小学校にもいかないような子供が動かせるピースボートなんてないと思うんです。
さらに、世界一周を子どもだけで行かせる親もいないと思うんです。
計算を電卓でするような子どもたちがどうやってインターネット回線も繋がらないような大海原で生き残るって言うんでしょうか?
万が一に遭難した時に場所の確認は?
計器はどうやってみるの?
船が故障した時に直す知識は?
重機類を子どもだけでなんて持てないでしょう?
疑問は深まるばかり。
そして、一番の疑問がこれ。
宿題やりたくないから逃げる船長の指示なんて誰も聞かないでしょう?(笑)
そんな子どもたちが集まって、全員が掃除したくない、食事作りたくない、言うこと聞きたくないって言い始めても、当の本人が宿題から逃げているんだから誰も言うことなんて聞きませんよ。。。
だって、やりたくなかったらやらなくてもいいんでしょう?
あまりこう言う皮肉なことは書かないほうがいいのかもしれませんが、あまりにも言っていることが薄っぺらいなと感じてしまったのでつい書いてしまいました。