現在、玉露茶房『竹酔』さんでホームページを作っています。
私の知人のデザイナーさんと当院のHPの写真を撮影してくれたカメラマンさん、そして私で色々とアイデアを絞りながら作成しています。
先日、私のポートレート写真をここに載せましたが、それと同じ日に竹酔さんのお店で写真を撮りました。
その中の一部を先立ってご紹介しようと思います。
まず、コンセプトは和風のイメージで統一、シックでセンス良くあまりキラキラしすぎないような写真に仕上がっています。
素朴でノスタルジック、お茶の良さや品というものをたくさん詰め込んだ写真です。
たくさんある茶器の中からお店の内装のイメージと合うものをあれこれ考えながら撮影が進みました。
煎茶道の流派に法って、小さな茶碗に注がれた煎茶。
磁器の綺麗な青が冴えます。
テーブルに映る茶器の影まできちんと考えられているので、そこも含めて写真として楽しめます。
玉露も綺麗な緑色が映えるように。
きちんと入れる量まで計算しているのですよ。
ふつふつと沸いている湯気がお茶の暖かさを伝えます。
奥の障子の影がとても綺麗に写り込んでいますよね。
ちょっと角度を変えると奥にぼんやりと店主の名前が映り込み、ぐっと和のテイストが上がります。
二枚の写真、何が違うかわかりますか?
お皿に映り込む障子の形や光のテイストが違うんです、これは撮影する方向を順光か逆光かで撮り分けていて、一番綺麗に見える方向を撮っているんですね。
今回のWebデザイナーさんも、カメラマンさんも、ただ作るというよりはデザイン性をとても重視して作っています。
デザイナーさんもただホームページを作るのではなく、既製品ではないデザインを重視した製品を。
写真家さんも商業カメラマンというよりはどちらかというと作品として写真を撮ることが多い方なので、こういう細かな所までこだわります。
Webも写真も値段はピンキリです。
安ければ2-3万でそれぞれ作れると思いますが、そういう方々は枠の中でマニュアル通りにしか動いてくれません。
Webに関しては、レイアウトが他と変わりなく、とにかくものを売りたい、説明をしこたま詰め込んで商業ホームページを作るというのと、きちんとお店に合った雰囲気のものを作り込むというのはホームページを作る能力もしかりですが、その人のデザインセンスがないとそもそも作れません。
写真も「撮ってください」と言って撮るのではなく、自主的にデザイン性のあるものを撮れるかどうかが撮影費用に反映されることが多いです。
日本茶といってもこんなに色々あるんですね。
ちょっと個性のある葉を並べました。
この竹はお茶壺からこの竹に茶葉を入れて取り出すものです。
お茶の葉をしっかりと見極めながら飲み頃を見極めていきます。
茶葉の色、出てくる泡などをこうやって観察するのですね。
こんな風に玄米茶にもしてくれます。
香ばしい玄米の香りが写真の外にまで広がってきそうです。
イメージショット色々。
茶器や和のイメージを盛り込んでいます。
これでなんとなくお店のイメージが伝わりますよね。
お茶スピリッツもこんな感じに。
美味しそうですよね。
あまり載せてしまうとホームページの楽しみがなくなってしまうのでこの辺で(笑)
写真って面白くて、こうやって撮ると見せたい部分がクローズアップされ、実物とはまた違った趣を出してくれます。
ホームページは4月ごろに公開されるとの事なので、ぜひのぞいてみて下さい。