みなさんが日頃飲んでいるコーヒーやお茶にはカフェインが含まれていますよね?
このカフェイン、実は効果がものすごいのです。
十数年前まではボディビルにおいてドーピング対象になっていたほどなのですが、その効果のほどはかなり有用なものばかり。
私も実はあまり知らなかったのですが、実際に使用してみるとこれがものすごいのです(笑)
仕事中にコーヒーを飲むと効率が上がると言うのはあながち間違いではないのかもしれませんね。
もともと、カフェインは薬局でも三類医薬品として売られているほどの効果があります。
その効果は覚醒作用、解熱鎮痛作用などで医療としても使われています。
トレーニングにおけるカフェインの三つの効果
①覚醒作用(集中効果)
私が一番すごいなと思ったのがこの覚醒作用。
一瞬、覚醒作用と聞くと怖い気もするのですが、集中力がグッと上がります。
トレーニング中はかなりの重量を暑かったり、筋肉を使い切るために「これはもう上がらなくなってきたぞ」と言うところからさらに数回ウエイトをあげて耐えると言うことが必要になってきます。
そうなってくると、ほんの少しのことで集中力が削がれてしまうのですが、頭の中がダンベルでいっぱいになる感じと言うのですかね、【とにかくこの重さを上げる】と言うことに専念できるようになります。
多分、これがよく『コーヒーを飲むと集中して仕事ができる』と言われている正体なのでしょうね。
②疲労感の麻痺
通常、人はトレーニングをしてきつくなってくると筋肉の疲労感が出てきます。
これは重い重量を扱うときでもそうなのですが、「これは・・・・・重いぞ」と言う感覚が少しだけ薄れる感じがします。
トレーニングを行う際に、【今までより重い重量を扱う】と言う場面が出てきます。
筋肉をつけるためには重い重量ばかりを扱っていてはいけないのですが、その最大使用重量を上げるためには3-4回しか持ち上げられないような重量を扱う場面も出てきます。
その時の【もう無理感】が【これなら少しだけ頑張れるぞ感】に変わってくれると言うのでしょうか。
疲労感というものが少し和らぐ感じがします。
限界を突破できる感じと言うのですかね?
これにより、今まで重い重量にチャレンジできるようになります。
私はヘタレなのでここら辺の感覚が出てくれるのがトレーニングにおいてとても重要に感じます。
③脂肪分解効果
これは賛否両論あり、効果が完全に実証されているわけではないのですが、研究の中にはカフェインが脂肪の分解をし、燃焼を促進させる効果があると言うものもあります。
通常、脂肪の分解というのは血糖が少なくなった状況で有酸素運動を行うことにより分解され血中に出てきますが、カフェインの作用として血中エネルギーとして脂肪が使われやすくなるという効果があるそうです。
ここで気をつけなければいけないのは、日本人にありがちな「カフェインをとれば脂肪を分解して痩せるのね!」と言う間違いです。
あくまでも「脂肪を分解するだけの効果」であると言われています。
つまり、脂肪を分解しても使わなければ脂肪に戻るだけなわけです。
なので、カフェインを摂取した上で「トレーニングをする」と言う二つの条件が重ならないと全く無意味なわけです。
私は特保飲料についてそんなに詳しくないのですが、【分解】だけでは意味がないと言うことも思えておく必要があります。
ウエイトトレーニング自体にも通常脂肪燃焼効果は存在します。
息切れするほどのトレーニングをした後に、軽いトレーニングをしている最中は有酸素的な運動になることもあるので多少ながら有酸素効果はあると思っています。
カフェインはそのスピードを促進させると言うか、脂肪を分解するのでガンガントレーニングをすればエネルギーとして脂肪を使用しやすいと言われています。
私は①と②の効果が一番実感できやすいと思います。
ただし、カフェインには1日の許容量というものがあります。
それを超えて使用を続けるとカフェイン中毒になりますし、頻繁に使用することでカフェインに慣れてしまってこの効果を実感しづらくなったりします。
また、コーヒーにもカフェインはしっかり含まれているため(100mlで60mgのカフェインくらいらしいです)、ブラックコーヒーが好きな方はトレーニング30-60分くらい前にブラックコーヒーを二杯くらい飲めば薬局のカフェインと同じくらいの量が摂れます(体重により一回の摂取量上限があるらしいので調べてみてください)。
つまり、日頃からコーヒーが好きで1日に何杯も飲む方は、トレーニング時に使用するカフェイン量と飲料時のカフェイン量を足して1日摂取量を計算しないと中毒症状を起こす場合があります。
また、日頃からコーヒーを飲んでいる方はカフェインを常時摂取しているので、トレーニングとしての実感は薄いかもしれません。
そして、もちろんお茶にもカフェインは含まれています。
100mlで煎茶で20mg、ほうじ茶で1omg、玉露がとても多く160mg、抹茶で60mgくらいらしいです。
もちろん、覚醒作用があると言うことは眠くなりにくいと言う話でもあるので、夜にトレーニングをする方は4時間ほどカフェインの覚醒作用は持続するらしいと言うことを念頭に置かないと疲労が溜まってしまうかもしれませんね。
睡眠も大切なトレーニング要素なので、たくさん寝たいものです。
いかがでしたか?
カフェインってとても身近なものなのですが、実は少し危険な部分もありますが(中毒症状の摂取量)、トレーニングに対しては絶大な効果が現れるのですよね。
私も半信半疑で使ってみましたが、あまりに実感できすぎる効果に驚いています。
普段、私はコーヒーを飲みません。
お茶も飲みますが、カフェインのあまり入っていないものが多いせいかカフェイン枯渇状況だったのでしょう、ものすごい使用感がありました。
後、この使用感はトレーニング初心者だとあまり差異がわからないかもしれません。
トレーニングを始めて一年以上が経ち、体はある程度変わってきたからもっと頑張りたいなと言う時に実感がしやすいものではないかなと思います。