「保毛尾田保毛男」問題について | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

「保毛尾田保毛男」問題について

最近何かと話題になっていますね、これ。

「これは良くない」という人と、「これくらいで騒いでいてはテレビなんて作れない」という方まで様々です。

私は良くないと思う方です。

それではなぜ良くないのでしょうか。

 

こんなことで騒ぐなという人は少し感受性が乏しいように思えます、簡単に説明すると言い方は大げさかもしれませんが、ナチス式敬礼をしてその人が不快に思うかどうか。

お笑いでナチス式敬礼をしているんだから問題なし、ナチス式敬礼を笑っているのではなく芸人を笑っていると言われてもやはり納得はしないと思うんです。

自分の知り合いにはゲイの方もレズビアンの方もいます。

例えば、私がその人たちに「君はホモだから女に興味ないよね」とか「君はレズだから女に興味ないよね」と言ったとすると、ほぼ間違いなく物凄く嫌な顔をされ、下手すると友達付き合いも無くなります。

これが「君はゲイだから女に興味ないよね」とか「君はビアン(レズビアン)だから女に興味ないよね」と言った場合には普通にコミュニケーションが続きます。

「ホモ」「オカマ」「レズ」という言葉は、蔑称として散々使われてきました。

ゲイという言葉がない時期から、小学校や中学校、高校や大学(特に体育会の部活)では、物腰が柔らかかったりする男の子は「お前ホモだろ」とか「このオカマ」と言われた経験が嫌という程あるみたいです。

彼らが自虐的にこれらの言葉を使う場合は別として、やはり自分たちにその言葉が使われるのはとても抵抗があると聞きます。

 

こういう経験がない人たちが「気にしすぎ」とか、そういういじめられた経験がない人が何を言ってもそれは説得力がないんだと思います。

ただし、そうやって言われ続けた人たちにして見れば「保毛尾田保毛男」という名前だけでも昔の記憶がフラッシュバックしますし、ゲイでない人が「あたしホモなんです」と言って笑いを取ればそれは全く笑えない話になるんですよね。

だから。芸人を笑っているのであってホモを笑っている訳ではないというのは第三者の意見であって、当事者が何でそれを感じるのかっていうことを考える必要があるのではないかなと思います。

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