当院は開院して先月で2周年を迎えました。
こういう鍼灸院というのはなかなか軌道にのせることが難しく未だに四苦八苦していますが、ホームページというのがとても重要なエッセンスになっています。
一昔前までは(といっても10数年前ですが)ホームページというのは個人的に楽しんだり、インターネットからの集客を募るものでした。
しかし、今やホームページというのはお店の分身と化しています。
チラシのポスティングや店頭のパンフレットなどで当院を知っていただいたとしても、それだけで来ようと思う人はほぼ皆無で、大抵はそういう紙のものからホームページを確認して、内容や雰囲気を確認してから行ってみようと思うのです。
私はこの治療院を立ち上げる時に、ホームページについては本当に悩みました。
ホームページって結構・・・かなりお金がかかるんです。
制作費は最低でも20万程度、いいものだと100万円くらいはします。
正直、それ以下のホームページなのであれば自分で作成できると思います。
中にはFacebookやTwitterだけで患者さんを募ったり、簡単な無料ホームページで済ませている鍼灸院も多々あります。
ただし、そういうのは口コミだけでやっていけるような鍼灸院なのではないでしょうか。
たいていの人は当院みたいに新規の方に来ていただかないと困るような状況だと思います、その時に特に新規の人だときになるのがお店のコンセプトや雰囲気、値段でしょう。
その雰囲気を見る時にホームページがペラペラだったり、写真も少なく素材写真(実際の院内ではない写真)ばかりだと信用度合いが落ちたり全然参考にならなかったりするものです。
特に写真というのはとても大事なもので、いかに綺麗に写真を撮ってもらうかが今後の来院数にダイレクトにつながります。
それは、そのホームページや写真というものしか来院する方は参考にできないからです。
当院はホームページに使用している写真の95%くらいは実物の当院のものを使っています。
印象的なモンステラの葉っぱも実際に入口を入るとすぐにどーんと置いてあるモンステラを撮ったものです(これが南国風味を出しているんだと思います)。
多分、当院のものではないのはトップページ上部の背景の木目の板くらいのものではないでしょうか。
なので、ホームページのイメージと来院された際の雰囲気がかなりマッチしていただけていると思っています。
これがホームページはキラキラしているけど行って見ると全然違ったとか、すごい盛り方をしているとか、写真が実物の院内ではないので全然イメージと違ったとなるともう一度そこに行きたいとは思わなくなってしまうものです。
それは、それが嘘だからです。
嘘というのは、いい嘘以外は悪意がなくてもやはりどこかしらマイナス要素になってしまうものだと思っています。
ホームページはお店の分身なので、ホームページというのはそのお店の魅力を伝えるためのものということになります。
それではそのホームページをどうやったら皆さんの目に触れるようになるのでしょうか?
基本的に紙のお知らせから来る人以外はWeb上で如何に検索されやすくするかがポイントなんですね。
そのために良くSEO対策なんていう言葉を聞きますが、SEO対策というのは簡単にいうとWebで検索されやすくなるための方法なのですが、これにはいろんな方法があるのと、基本的にYahoo!やGoogleではどうやれば検索されやすくなるかという条件は秘密にされています。
現在ではそのホームページがきちんと生きているか、スマートフォンやタブレット用にカスタマイズされているかというのが重要視されていると聞きます。
そのカスタマイズするためのホームページ料金はまた少し割高になります。
あとはホームページの表面には見えない部分にちょこっとキーワードを入れたり、ホームページを作成する段階でいろんなエッセンスを加えるそうです。
そういうことは素人の手作りホームページではなかなかできないんですよね。
ホームページの利点というのは、近所の方達だけではなくそこに魅力があれば遠方からでも集客ができるという点にあります。
繁華街で人通りの多いところであればそういうことも不要なのかもしれませんが、そのぶん家賃も高くなるのです。
特にマンション開業をするような治療院では看板も出せませんし、同じマンションに住んでいてもそこに店があるなんて誰も知らないわけですよね?
ということは、店の外観にかける費用などを投入してでもいいホームページを作らないとそれこそ誰もそこに治療院があることを知らなくなってしまうわけです。
ホームページは今やどこのお店にも必ずと行っていいほどあるものです。
小売店であれば、ちょと行ってみようと気軽にいけるのですが、当院のような一回単価が千円単位になって来るような店であれば、とても重要な要素になって来ます。
毎日毎日こうやって更新しているのも、実は『ここは生きているから上に持って来てくださいね』と願いを込めて更新しているのも一つの理由なんですよね。