お客様は神様なのでしょうか? | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

お客様は神様なのでしょうか?

最近、あるラーメン屋さんで話題になりましたね。

食べ残しでさすがにこれはないだろうと思いツイートしたという記事。

量が多いから初めての人は一番少ない量にしてくださいねと再三お願いしたにも関わらず、すべて大盛りで麺も野菜も大盛りで注文して、やっぱり食べられなかったと笑いながら残していったというもの。

このお客さんに対して「もう二度と来ないでくださいね」と言う内容と共に「クズ三連コンボ」などとtweet発言したという内容。

この内容で盛り上がっているのは、やはりお客さんの「金を払っているんだから何をしてもいいという態度」が問題であると思う人が多いということみたいです。

私個人の意見を言わせてもらえると、やはりこれはお客さん側に問題があるなと思いつつも、tweetでクズ呼ばわりしてはダメではないかなというところです。

tweetでそういう発言をしてしまうということは、日頃からそういう言葉でお客さんを査定しているのではないかなと思われてしまう危険があります、いくら日頃はそういうことは言っていないといっても、tweetで出てきてしまうとそう思わざるを得ないという感情はありますよね。

 

さて、これも賛否両論があるかもしれませんが、私は「患者様」という言葉は使わないようにしています。

お客様とも言わないですし、お客さんともあまり言わないです。

これにはキチンとした理由があって、まずお客さんと言う関係は私のイメージでは金銭的な損得で物を売買スルーいイメージがあるんです。

私はこちらの損得で、改善した患者さんに押せ押せで勧誘をしたくないので、お客さんと言う言葉をあえて選ばないようにしています。

もちろん、改善してもメンテナンスはしたほうがいいですよと言うことは申し上げています。

そして、様付けしない理由はこう言う治療院というのはこちらの進言も受け入れやすいようにしなくてはいけない場合があると言うことです。

例えば、トレーニングをしている方が筋肉の使いすぎで痛みを出している場合に、少し休んでくださいとか、せめてコルセットは使ってくださいとか、それをしないと改善が望めない場合にはしっかりと伝えなければいけないからです。

患者様と言う言葉は確かに丁寧な言い方ではあるのかもしれませんが、中にはそれで患者が偉いのだからお前は黙って治せと言う考えの方もいるのです。

競技は続けたい、鍼は嫌い、通うのも嫌、でもプロなんだから治せ。

うーん、せめてある程度良くなるまでは休まないとダメですし、ある程度練習も続けたいならそれこそ毎週のように通わないとと言ってもダメだったんです(笑)

これは、ここの患者さんではなく、鍼灸師を始めたばかりの時にとあるところで治療をお願いされた時の体験談なのですが・・・

いくらプロでも魔法使いではないので無理ですよね。

もちろん私も当院を選んで来ていただいている方々には本当に感謝しています。

幸いなことに、当院でそう言うお金がすべて的なご意見をいただいたことは一度もありません。

 

お客様は神様と思ったことは一度もありません、お金を出す側ももらう側も双方が双方に敬意を持って接すると言うことが一番大事なのではないかなと思った記事でした。

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