筋肉に効かせる鍼 | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

筋肉に効かせる鍼

昨日、出稼ぎ先の院長が筋肉に効かせるための中国的な鍼を試したいと言うことで被験体になりました。

鍼をしっかり見せるために、かなりギリギリのラインまで写真には写ってしまっており申し訳ございません(笑)

もちろん写っているのは私なのです、自分で言うのも難なのですがあまり健康的ではない肌の色をしております。

 

さて、この筋肉にしっかり効かせる鍼というのは、うちの院長がどこかの鍼灸院さんのブログかなんかで見たらしいのですが、中国鍼ではこういうやり方をよくやりますし、私も施術で使うことがあります。

ただ、何が違うかっていうとこのやり方でやるのは深層の筋肉までしっかりと刺すということらしいです。

ここでも何回か書いているのですが、やはり筋肉の疲労を起こしているのは深層の筋肉であるという可能性が高いのはなんとなく私も感じているのです。

なので、私もしっかりと深く刺すのですが、背中の肺がある部分に関しては私はリスクがあると感じているのであまり深くは刺しません。

ただ、写真の鍼はごっそりと深くまで刺して言います(笑)

多分4㎝ほど入っているのではないでしょうか。

肋骨部分には肺があるので、あまり深く刺すと肺に刺さってしまって危険なのですが、きちんと場所の把握さえしておけば刺すことが可能です。

あと、私の場合はトレーニングでしっかりと筋肉がついているのでその深さまで刺せますが、筋肉がない人だと骨に当たってそんなに深くは刺さりません。

写真を見ると腰なんて9㎝くらい刺さってますね(笑)

さて、これを見て痛くないの?って思う方も多いと思うのですが。。。。。。。

痛くはないですがキツイです(笑)

これだけ刺さっていると、呼吸をするたびに鍼が動くので、ちょっと咳払いをするだけでも背骨の周りにドーンという重さが伝わります。

ちなみに78本刺さっているそうです。

あと、この鍼は私も使いますが腰に使うことがメインでして、私の場合は背中や首に使うことはまずない鍼です。

多くの鍼灸師さんは使いもしない鍼でしょう・・・

それだけ太くて長い鍼を使うので刺激はとてもあります(とは言っても注射針みたいな太さはないです)。

35分このまま放置し、抜いた後の第一印象は呼吸ができるようになったと言う実感です(笑)

1時間くらいは横になって寝ていないと鍼のあとがジンジン痛い感じでしたね。

ただ、翌日になるとかなりスッキリします、少し違和感はまだありますが緩んだ感覚はかなりあります。

とはいえ、私もこう言う鍼は何回かやられたことがあるので新鮮な感じではないのですが、スッキリはしますね。

 

この方法でやろうと思うと鍼のコストがものすごくかかるので、使い捨てのディスポ鍼ではかなり厳しく、個別に鍼を買っていただいて、使った後は滅菌をすると言う手法を用いるのが一般的です。

使い捨て鍼の方が好まれはするのですが、こう言った鍼をする場合は一概に使い捨てがいいとは言い切れないですね。

写真の鍼は使い捨てなのですが、この本数を使い捨てでやっていこうとすると2000円くらいは別途鍼代としていただかないとやっていけない感じです(私も毎回40本ほどは使いますが)。

ご要望があれば私も施術することはできますが、別途鍼代が必要なのと、相当鍼に慣れている方でないとちょっとキツイかもしれませんね(笑)

ただし、筋疲労に対する効果としては抜群です。

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