太白と三陰交【胃腸の不調に好調です】 | 中野区東中野の鍼灸院 Five Elements

太白と三陰交【胃腸の不調に好調です】

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たまには鍼灸師らしいことも書かないとねってことでちょっと経穴(俗に言うツボ)について書きます。

経穴って個人的にはいくつか種類があると思っていて、その中でも【筋肉の場所の結果そこに刺すと効果のあるもの】と【気の巡りのポイントの場所なので効果があるもの】の大きな区別があると思っているんです。

で、太白と三陰交は典型的な後者ですね。

個人的にはお腹を下している時に自分自身でここに鍼を入れるとかなり効果があるような気がします。

この二つは太陰脾経という気の流れに属していて、脾っていうのは脾臓のことなのです。

脾と胃が対になっている臓腑なのですが、陰の脾に対して陽の胃。

消化器系の気の流れなんです・・・・・・・が、脾臓って消化器系じゃないですよね。

これは膵臓のことを書き間違えたか翻訳し間違えたのではないかと言われています。

東洋医学の体を流れる気の流れは陰陽でついになるのですが基本的に大事なのは陰。

なので消化器系の不調には陰の経穴を使用する場合が多いです(ただしちゃんと陽側も使用します)。

 

ってなことで太白っていうのは足の親指の付け根あたりで、三陰交は内くるぶしの上なんです。

三陰交っていうのはそのままの意味で「足から始まる三つの陰の気の流れが交わるところ」なんですね。

太陰脾経、厥陰肝経、少陰腎経。

私は太陰脾経である太白に鍼を入れつつ三つの陰が交わる三陰交もアクセントとして使っています。

ここら辺は法則があるというか完全にインスピレーションです。

ちょとお腹の調子がかなり悪いなという時には腹部にある他の経穴も使用しますが、基本的にはこの二箇所でもかなり効果が出てくれるのではないかなと実感しています。

私が効果を実感できる数少ない経穴なんですね。

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