JR・大江戸線 東中野駅から徒歩2分、中野区東中野の鍼灸院 Five Elementsです。
最近書いている腰痛シリーズ、意外と周りに聞かれることが多いことを書いています。
さて、それでは腰痛になったら皆さんが第一にすること。
それは「湿布を貼る」ことじゃないでしょうか?
今は気軽に薬局で鎮痛湿布が買えますからね。
湿布というのは消炎鎮痛剤です、炎症を抑えたり痛みを抑えたりするんです。
ただし、痛みの原因を直す効果はそんなに大きくないんですよね。
筋肉の痛みというのはブラジギニンという発痛物質がある場所に【脳が痛みを感じる】ことで起きます。
そのブラジギニンを発生させないようにするのが鎮痛剤。
ロキソニンとかの非オピオイド系鎮痛剤ですね。
発痛物質の発生を抑えるというだけで原因を治しているわけではないんです。
前回も書きましたが、腰痛の原因は筋肉の過収縮の場合が多いんです。
この発痛物質というのは血流で流されていくものなので、筋肉が過収縮している状態など筋肉内の血流が悪いためになかなか流れていかないんですね。
なので、筋肉を弛緩させて筋肉内血流を増やして発痛物質を流してしまうというやり方が聞いてくれるんです。
鍼ってわざと傷を作って、その傷を修復させるために血流を促すという側面もあるんです。
なので【筋肉を弛緩させて筋肉内血流を増やす】と言う状況に最適なわけです。
鍼に慣れていたり、筋肉の感覚が自覚しやすい人は鍼をしている最中から筋肉が緩むのがわかるみたいですよ。