JR・大江戸線 東中野駅から徒歩2分、中野区東中野の鍼灸院 Five Elementsです。
人の体って意外と曖昧にできているんです。
指を切ってしまったり何かを踏んでしまったりするとすんごく痛いですよね?
手や足には神経が密集しているので痛みを感じやすくできています。
ですが、実は背中などはあまり神経が細かく配置されていないので、例えば誰かに触られた時に何本の指で触られているのだとか、1-2cmくらいのズレは分からなかったりします。
これと同じように腰回りって意外と鈍感なんですよ。
【腰が痛いんです】と言っていらっしゃる方の1/3くらいは実は痛いのは臀部で、その痛みが腰痛だって感じる方も多いんです。
腰だけではなく実際に痛みの原因の場所と痛いと感じる場所はズレていたりする場合も意外と多いんですよね。
スポーツやトレーニングをする方の場合は、スクワットや足のトレーニングなどで臀部がオーバーワークになったために痛みを発している→腰痛みたいに感じると言う場合もあります。
なので、鍼灸師としては【本当はどこが痛いのか】と言うことを確認しなくてはいけないんですね。
その後、臀部に痛みがあるのであれば、臀部の深い部分の筋肉に鍼を入れなければいけないわけです。
また、痛みを発する場所が腰でも、その連動で臀部の動きが悪くなっていることもあります。
完全に体として分離しているわけではありませんからね。
なので、簡単に腰痛って言ってもマニュアル通りにはなかなかいかないわけです。
自分が腰痛経験者であったり、トレーニングなどの筋肉疲労やオーバーユースを自分で実感できない鍼灸師さんだとそこら辺がぼやけてしまうので、鍼をしてもらってもなんか効きが悪いなって思ってしまうこともあるわけです。
痛みの場所の特定とそれに対する対処、両方の手腕が問われてしまうわけですね。