JR・大江戸線 東中野駅から徒歩2分、中野区東中野の鍼灸院 Five Elementsです。

上北沢から東中野に移動してお花屋さんをいくつか回りました。

近所には4-5件ほどお花屋さんがあるのですが、現在お花を買いに行っているのがひこうき雲さん。

上北沢のガーデンフラワーさんはたくさん仕入れて種類も多く安い！って言う感じだったのですが、ひこうき雲さんは自分の好きなお花を仕入れて種類は少ないけどこだわっているという感じのお花屋さんです。

お花屋さんは本当にいろんなやり方があって、一見同じようなお店でも全然違います。

例えば、東中野だと駅のホーム前にある日比谷花壇さんやサミットの中にあるシンセイフラワーさんなんかはチェーン店なのでたくさんの種類のお花を一気に仕入れているんだと思います。

シンセイフラワーさんは上北沢にもありましたが、安いお花を扱っているイメージです。

日比谷花壇さんはそれなりにいいお花もあるのですが、何せ価格が高いイメージです、その価格の高さとお花の質があまり釣り合っていないので、人件費や場所代がかなりかかっているのかなという気がします。

上北沢のガーデンフラワーさんはたくさん仕入れるけどチェーン店ほどではなく、たくさん仕入れる分価格が安かったんですよね。

上北沢の人たちが「あそこはちょっとお高い花が多いから」みたいなことを言っていることも聞きましたが、あのお花のクオリティであの価格ってそうそうないって言うのがわかっていないんだなって思っていました。

と言うのも、お花を仕入れる時に競りで直接落とすお花屋さんと、競りで落としたお花を売っている中卸しで買うのとでは間に一つ業者が入るので卸売価格が変わりますよね？

なので、直接競り卸しをするお店の方が安くお花を売れるんです、その代わりにたくさん仕入れなければいけないので、店員さんが何人かいて注文も多いようなお花屋さんでないと競り卸しをできないんですよね。

今のひこうき雲さんは一人でやっているお花屋さんなので、中卸しで仕入れている分ちょこっと仕入れ価格は上がりますが、その代わり市場で出ているお値打ち品や自分の売りたいお花を買ってこれるのと、何より仕入れてきたお花を大量に処理する必要がないので、一つ一つを丁寧に下処理できるのがメリットです。

お花は市場で買ってきた状態では売れる状態ではなく、脱水状態であることが多いんですね。

それをお花の種類によって【水揚げ】と言って水を吸わせて元気な状態に戻すんです。

その処理が結構な重労働で量が多ければ多いほど手が回らなくなります、お花屋さんって大変だよと言われるのがこの水揚げですね。

この量が少なければ一種類にかけられる手間も多くなるので丁寧に水揚げをできますし、丁寧に水揚げをすればお花もとても長持ちします。

お花を長持ちさせるような薬剤を使用してもそんなにコストがかからなかったり、自分が気に入ったお花だけを仕入れてこれるのでちょっと気持ちも入りますよね。

個人的には、店頭に並んでいる切り花が元気な状態なのかどうかと言うのがお花を買う時にポイントだと思っているので、いくらいいお花を置いてあっても元気がないお花屋さんは思い入れがないんだなって思ってしまいます。

なんてことをつらつらかいてしまいましたが、そんなこんなでお話をしていてもすごくしっかりお花と向き合っているなと言うことがわかるので、今はほとんどのお花はひこうき雲さんで買わせていただいています。

お客さんも近所の方がちょこっと買いに来るような方々が多いので、お部屋に少し飾ったりするのにいいのではないかなって思います。