先週の22日から25日まで、夏休みなのか秋休みなのかわからないお休みをしてお伊勢参りをしてきました。
この2か月間、かなりメンタルを消費しいろいろ溜まったものがあったので、それをなんとかしようと急遽決めたので、ほぼ何も計画しないまま旅行に出ました。
ホテルを取ったのでさえ前日で、電車や飛行機なども一切予約せずの旅行でした。
いつもでしたらホテルと交通機関はかなり早い段階から取るのですが、今回は行き当たりばったりで、その為に【神社巡り】になってしまった感じです。
一日目は今回の一番の目的である伊勢神宮がメインです。
前回は旅行支援割引で行ったので、大阪から伊勢に向かったのですが、今回は名古屋経由。
名古屋で一泊することも考えたのですが、今回は通過のみです。
ただ、そこで二時間くらいの時間をとり、前から興味のあった『熱田神宮』へ。
熱田神宮は名古屋駅から3駅ほどの場所にあります。
ここには日本の三種の神器である【草薙剣】があると言われている場所です。
なので、かなり大きな神社なんですね。
この草薙剣があるという話があったために一度見てみようと思いました。
ちなみに、草薙剣もそうなのですが、三種の神器は誰も見たことのないものなので、実際にあるかどうかは謎に包まれています。
もちろん見ることなど出来ないので参拝をしてお札を買い、足早に名古屋駅に戻りました。
二時間と言っても移動時間などがあるので、本当は味噌煮込みうどんも食べたかったのですが、伊勢神宮に行く特急電車を予約してあったので乗り遅れたら大変です。
なので、ちょっと早めについておく必要があったので、参拝だけして名古屋に戻りました。
そこから特急列車に乗って伊勢神宮へ。
名古屋駅から近鉄で1時間20-50分くらいです(乗る電車によって違うみたいです)。
13時ごろに伊勢市駅に到着し、大阪に行くための特急が16時43分で予約。
なので、4時間くらいの時間でお伊勢参りをしました。
伊勢神宮に行くための駅は伊勢市駅が基本です。
伊勢市駅のすぐ近くに伊勢神宮の外宮があります、お伊勢参りはこの外宮から回るのが基本です。
基本的に正殿(外宮の豊受さんの社と、内宮の天照さんの社)は撮影禁止です。
この写真も撮影禁止場所の手前で撮影しています。
伊勢神宮の正殿は【唯一神明造】と言って、高床式倉庫のような建物です。
屋根は萱葺で他の神社のように鳥居は朱色でもなく、屋根の部分に金色の装飾がある以外は飾り物もありません。
でも、昔ながらの造で建てられていて、釘を使わずに建てられています。
これがまたとても美しい、無駄な飾りがない厳かな雰囲気なんです。
この正殿は20年に一度建て替えられるのですが、本殿の横にはこのように空き地があり、次回の建て替えの場所がこうやって確保されているのです。
伊勢神宮にはこのような樹齢数百年の木がたくさんあります。
みんなこの木に触って必死に祈っているのですが、この木にご利益はありません(笑)
そもそも伊勢神宮はお願い事をするところでもありません。
この話は後ほど。
私もそっと触って写真を撮ってしまいましたが、擦ったり叩いたりする人がいて、木の皮を傷つけてしまうので、ガードの竹を巻いてある木もあるくらいです。
そっと触れるくらいにしておきましょうね。
外宮の参拝が終わると、バスに乗って内宮に向かいます。
5kmくらい離れているので、歩いて行くのは厳しいですね。
この間に「猿田彦神社」や「月読宮」などがあります、月読宮は内宮参拝後に後ほど行くことになります。
ここが内宮に続く橋です。
内宮は五十鈴川を超えたところになるので必ずここを通るのですが、ここからガラッと空気感が変わる気がします。
神域の入り口になるので、ついここで深呼吸をして気分を整えてから入ってしまいますね。
ここが五十鈴川。
この上に手水舎があるのですが、私はここで手と口を清めます。
基本的に通常の手水舎のお作法は、柄杓を右手で持ち左手を洗い、左手に柄杓を持ち替えて右手を洗い、右手に持ち替えて左手に水を溜めて口を濯ぐ。
最後に柄杓の水を持ち手部分に伝わせて持ち手部分を清めます。
ただし、ここは川なのでお作法なしです(笑)
昨年、ここにわんこちゃんの遺骨を散骨できなかったので、私の鞄につけておいたお守り用のわんこちゃんの遺骨(指と何処か)をひっそりと散骨して、一年間ありがとうの気持ちを込めてお別れしました。
お骨というものをいつまでも持っておくと、わんこちゃんがこの世に縛られている感じがして嫌だったんですよね。
ここが内宮の本殿、天照さんの「八咫鏡」が祀られているところです。
三種の神器の中でも一番大事だと言われている八咫鏡。
この正殿の一番奥に祀られていると言われています、こちらも見た人がいないと言われていますが、歴史上で見たことがあるという噂もあり、その際にヘブライ語で文字が書いてあったという都市伝説があります。
日ユ同祖論と言って、日本人とユダヤ人は同じルーツであるというもの。
一見とんでも理論に聞こえますが・・・
実は驚くほど共通点があったりします。
そもそも、今起きているイスラエルパレスチナ問題でもわかるように、ユダヤ教とイスラム教とキリスト教は元々同じ神様を祀っています。
太陽神というのはかなりの国で最高神として祀られています。
エジプト、イスラム教、マヤ文明、インカ、日本神道・・・・・・かなりの文明で最高神ですよね。
そして、その太陽神信仰の文明で見られるのが・・・天皇家の菊花紋。
以前、フセイン大統領が菊花紋の指輪をしていたので、「どうしてその指輪をしているのですか?」と聞いたら、「私たちの神の紋章だからだ」と答えたという話があります。
みなさんあまり実感がないかもしれませんが、日本の文明が世界最古だという説があります。
出土している土器などが明らかに他の地域よりも古いのです。
そういうところから、この天照さんのことを考えると・・・なんかロマンが広がりますね。
先ほど、伊勢神宮ではお願い事をしないという話をしましたが、日本の総氏神である伊勢神宮ではご挨拶はしますがお願い事や願掛けはしません。
正殿のお参りをする場所に普段はあるお賽銭箱はありません(伊勢神宮内の他の別宮にはあります)。
変わりに白い布が地面に敷いてあるのですが・・・これ、お賽銭を地面に付けないためのガードなんですね。
つまり、お金は不浄のものとして正殿の地面につけないために敷いてあるんです。
なので、正殿ではお賽銭は入れずにご挨拶だけしましょうね。
内宮の次に来るのは月読宮。
ここは内宮からバスかタクシーでないと来ることができません。
内宮と外宮含め、125の社あるうちの一つです。
どうしてここに来るのか。
それは、日本のトップの神様である天照、月読、素戔嗚の中の月読さんが祀られているのと、その親である伊奘諾と伊奘冉が祀られているからです。
このようにシンプルな社が4つ並んでいるだけの場所です、もちろん観光客なんてほとんどいません。
興味があったりお参りに来る人だけしか来ない場所です。
月読宮、月読荒御魂宮、伊奘諾宮、伊奘冉宮という四つの社が並んでいます。
月読荒御魂宮って何?って思いますよね。
実は、神様には二つの側面があり、穏やかな面が和御霊(にぎみたま)、荒ぶる面が粗御霊(あらみたま)といいます、同じ神様だけどそれぞれの面で別の社が立っていたりします。
天照さんにも荒祭宮と言う天照さんの荒御霊を祭る別宮があります。
もちろん外宮にも多賀宮という豊受さんの荒御霊を祀る別宮があります。
天照、月読と来ると最後の一人、素戔嗚の神社はどこに?って思うのですが、実は伊勢神宮にはありません。
京都の八坂神社や、東京にもある氷川神社などが主祭神として素戔嗚さんを祀っています。
このまま伊勢神宮は16時45分ごろの特急しまかぜに乗り、大阪に行くことになります。
朝8時半の新幹線に乗り、一日歩きまわり、大阪に着く頃には18時すぎ・・・
正直ヘトヘトになりながら二日目に参ります。