最近、とあるピアニストの方とちょこっと話すことがあるのですが、いろいと共通点があって話していると楽しくなります。
ここ数年、基本的にプライベートでは【笑いをなくした国の大人】みたいなポジションを確保していまして、いつも周りからは不機嫌そうとか壁作ってるとか言われてしまうのですが、まったく違う業界の方や生活感の方と話すのは楽しいものです。
実は私もピアノを弾いていました。
幼稚園の頃から中学生まででしょうか・・・
いろいろ教室はやりましたが最後までやっていたのがピアノ教室です。
ただ、このピアノ、実は私はまったく楽譜が読めません。
読めないと言ってもちゃんとドレミとかはわかるんですよ、よく楽譜を見ながらその場で演奏できる人っているじゃないですか、あれができないんです。
あらかじめ楽譜の音符の上にドレミをカタカナで書いておくんです、そして、先生が弾いた曲をそのまま記憶してどういう曲か記憶してから弾いていました。
その中でもすごくよく覚えているのが、発表会でリチャード・クレーダーマンの「渚のアデリーヌ」という曲がありまして、その曲のメロディーがとても好きなので何をやりたいか聞かれた時にその曲を選びました。
難しいよなんて言われたのですが、まぁやってみましょうということで練習をしたのですが、ひたすらCDを聞いてメロディーや弾き方、音の込め方を覚えて弾いた記憶があります。
結局、あまり上達をしなかったのと、楽譜が読めないのは才能がないんだと思ったのと、高校進学に伴いやめてしまいました。
その後も楽器屋さんなどでピアノがあると、きっとピアノも鍵盤を押してほしいものだと思っているという壮大な誇大妄想にとりつかれ、ピンポロピンポロ弾いたりしてたのですが・・・
さすがにもう弾けなくなりました。
ただ、ピアノなどを小さい頃からやっていると音感は良くなるようで、比較的カラオケなんかに行っても音を外さないほうみたいです。
ピアニストの方を見ていると、自分が一番身近だった楽器だったというのもあり尊敬できたりもします。
他の楽器はあまり良くわからないのですが、ピアノに限っては音に込められた感情や弾いている時の感情というのが伝わって来やすいのかななんて思っています。
私は音楽に関してそんなに詳しい方ではないので、基本的にプロでやっている人のピアノは上手いと感じることが多いです。
しかし、その人のピアノが好きかどうかは、音に篭っている感情であったり、音に対する想いであったり、弾いている時の楽しみ方であったりと言うエモーショナルな部分が関係してくると思っています。
どんなにいいピアノでも、どんなに有名な人であっても、どんなにテクニックがあっても、音符に感情のないメロディーというのはあまり好めないような傾向にあるようです。
よくギターなんかだと、とにかくテクニックをグイグイ押し出してきて「どうだオラ!」みたいな演奏を見ることがあるのですが、そういのは私は性に合わないと言う感じですね。
曲というのは作り手の感情や遊び心がとてもよく現れるものだと思っています、その人がその曲に込めた感情が外に向いている曲が好きですね。
いろんな楽器がありますが、ピアノは老後の楽しみにでもできるように練習してみるのもいいかもしれませんね。