前回のコラムで着ていた服はこれを撮るために着ていました。
麻布台Hillsのクリスマスマーケットで撮影したのですが、本当は東京ドームシティの予定でした。
しかし、先日の蜷川実花展の帰りに麻布台Hillsでオープン前のこのクリスマスマーケットを見て『ここだ!!!』って思いこっちにしました。
このコラムの題名は【Can’t wait Till Christmas】。
宇多田ヒカルさんの曲のタイトルですね。
写真の雰囲気が「クリスマスの期待と楽しさ」を感じさせる気がしたのでこのタイトルにしましたが、実は今回撮ってもらった写真の総合的なテーマは違うんです。
たまに「なんで写真を撮ってもらうの?」って聞かれるのですが、一つはPRのため。
今の広告というのは一昔前と違って媒体に出したりするよりも、自分のターゲット層にダイレクトに伝えた方が低価格で効果が出ます。
なので、こういう写真を撮って拡散した方が結果的に効果が出るんですね。
もう一つはこうやってホームページに出すことでコラムのネタにもなります。
最後に、人生というのはその年齢によって様々な様相を見せます。
自分の知っている自分と他人から見た自分は違うんです。
自分の知っているあの人と、あの人が知っているあの人も違うんです。
自分ではこうだと思っていたけど、他の人から見るとこういう自分なんだなという部分を切り取るのが写真です。
自分で写真を撮ると「こうだと思っている自分」が写ります。
プロのカメラマンに撮ってもらうと「君はこういう雰囲気が合うからこういう顔をして」と言われます。
桜の写真や藤の写真も同じ人が撮ってくれているのですが、いつも言われるのは「優しい顔をして」と言われます。
個人的には全く優しい人柄ではないと思っているのですが、そういう雰囲気があると言われます。
実際は違うんですけどね(笑)
なので、とにかく柔らかい表情をしてって言われます。
年齢というのは人の風貌も変えていきます。
ただ、そのことを悲しむのではなく、その年齢の姿を残しておくというのは大切な気がします。
今の年齢じゃないとなかなかでない味というものが今回の写真には詰まっている気がします。
写真の色感はわざとこういう色あせたセピアカラーになる様に撮影をしているみたいで。Photoshopなどの色調調整ではないみたいですね。
実際はもう少し明るいのですが、ちょっと暗めのトーンで撮っているみたいです。
まだたくさんあるのですが、残りはクリスマスまでとっておきますね。