先日、数年ぶりに映画館に行きました。
目的はアラジン実写版。
別に見たいと思っていなかったのですが、ディズニー実写版は意外とハズレがないのでレイトショー目的で映画館へ。
内容は詳しくは書きませんが、アニメから多少アレンジされていました。
そのアレンジが私的には少々鼻につくアレンジだったりしたのですが、まぁ、そういう時代の流れみたいなものを取り入れたいのねと思う部分もあり・・・
でも全体的には楽しい映画だったと思います。
ただ、アレンジの中でも相棒の動物たちの変化はどうなのかなと思います。
ジャファー→イアーゴ(オウム)
アラジン→アブー(サル)
ジャスミン→ラジャー(虎)
と主人公たちには相棒の動物がいるのですが、かなり動物的に描かれてしまっているのですね。
特にイアーゴなんかは感情を持っているというか、普通に自分の意識を持って喋るキャラクターなのですが、すっかりただのオウムと化していますし、アブーももう少し人間性のある性格なのですが、人懐っこいサル程度の感じになっている。
もともとあまり擬人化されていないラジャーは本当にただの虎です・・・
ここの脇役が面白いのですが、その存在感を消しちゃっているなと。
そして、アラジンの存在感のなさがさらに際立ってしまった感じです(笑)
ジーニー役のウィル・スミスさんは当たり役だと思っています、ただの青いウィル・スミスになってしまったと言われていますが、だって実写版ですもんという感じです。
ものすごーく目立っているのですが、このアラジンという映画の本当の主役はジーニーだと思っているので、これくらい目立たないと逆にアラジンではないのではないかなと。
そして、ジャスミンさんが今回かなり目立って描かれているので、主人公であるはずのアラジンをかき消すほどの目立ち方をしてしまっているんですね。
アラジンを軸に回っているはずの物語が、ジーニーとジャスミンを軸に回ってしまっている感じです。
もともと、このアラジンのジャファーは他の作品と比べてそんなに極悪なヴィランではないので、イケメンにしてこの立ち回りでもいいのではないかなと思っています。
全体的には面白い作品に仕上がっていると思いますが、原作のアラジンに愛着がある方ならちょっとモヤっとする感じなのではないでしょうかね?