私が到着したのが10月25日。
台湾レインボーパレードは25-27日だったようです。
私が毎回泊まるのは西門町という駅で、とても交通の便がよくたくさんの飲食店があるところです。
知人の民泊のマンションがここにあるのですが、とても賑やかなところです。
駅を降りると西門紅楼と言う日本統治時代の赤いレンガの建物があり、この中は雑貨屋さんになっています。
その建物に行く駅の出口からまずはどーん(笑)
もうすでにレインボー(笑)
これ、横断歩道なのですが、みんなここで写真を撮っています。
もちろん写っているのは私ではありません。
ここは数ヶ月前からこのパレードのために塗装されていたそうです。
こーんな感じでいつもはただの広場の場所に特設ステージやテントでお店がたくさん出ていました。
奥に見えるのが西門紅楼です。
大人のおもちゃなど怪しい商品(MADE in Japan)なども売られていましたよ(笑)
この日の夜からすでにこの辺りは物凄い人で、この奥にLGBTの人がやっているガーデンバーがたくさんあるのですが、物凄い人でした。
写真を見ればわかるのですが、人種や性的指向の差別がほとんどありません。
東京だと「新宿二丁目」に遊びに行ったと言うとそれだけで怪訝な顔をされたりしますが、そう言う垣根が全くありません。
普通に男女のカップルもお酒を飲んでいるし、男女数名の友達も飲みにきているし、男性同士も女性同士も全く関係なく、アジア系白人系黒人系ラテン系も全く関係なくみんなで思い思いに盛り上がっています。
普段はこんなに人がいないのですが、相当大きいイベントなんだなと思っていました。
そして26日当日、台北101というとても有名な建物の近くが集合場所らしく、友達に誘われ「市政府駅」に。
その名の通り、お役所の目の前でお役所の中も解放されていました。
正面の建物が市政府の役所。
この時点ですごい人。
その周りではコスプレしてたりたくさんの人が集まっています。
よく見ると車の看板にはチャーリーズエンジェルと(笑)
香港のLGBTの人たちも。。。
5つの約束のうちの一つも欠けてはいけないと書いてありますね。
パレードが始まると沿道にはさらにたくさんの人が。。。
これがパレードの先頭。
ブラスバンドからスタート。
わかりますか?
すっごい人なんです。
なんでも20万人が集まっているとか。。。
東京のパレードも一度だけ見たことがあるのですが、なんか熱気が違うんです。
東京の時は沿道の人たちはLGBTの人やその関係者が多く、その他の人たちは色物みたいに見ている人が多い感じでした。
でも、台湾のパレードは本当にそんなの関係なく楽しんでいる感じですね。
道沿いのビルの上から顔を出しているおばちゃんとか、ベビーカー押しながら歩いている人とか。
一緒に歩いている人たちも家族で歩いている人が結構いました。
歴史が違うと人の考え方も違うのでしょうか?
ちなみにこのパレード、先頭から最後尾まで見終わるのに2時間くらいかかりました(笑)
びっくりするほど長かったです。
パレード終了地点はこんな感じ。
奥のモニターがあるのがステージ。
もう人人人人人人人人人人・・・・・・・・
ゲシュタルト崩壊起こしそうな程の人。
いやー。
凄かったです。
結構コスプレしている人も多く、日本の人は祭りのはっぴを着てたり着物を着たりしていましたね。
相当長距離を歩いたので、腰が限界を迎え部屋に戻りました。
滞在中の数日間、町の至る所で虹色のリボンをつけている人を見かけました。
このパレード期間中に限らず、台湾では男の子同士で手を繋いで歩いていたりハグしたりしている風景も普通にあります。
日本ではどうしても色眼鏡で見られてしまいますよね。
「LGBTの人でも気にしない」とか「LGBTの友達が欲しい」とか話す人がよくいます。
でも、そういう友達が欲しいと言っている時点で区別をしてしまっているのではないかなと実感します。
台湾ではそれがほとんどありませんでした。
私は中国語はわからないのですが、この人数の中で一人だけ「同性愛反対!」と叫び回っていた人がいたらしいですが、わかりませんでした。
しかし、それも一つの意見ということで、誰も何も言っていませんでしたね。
多様性ってそういうことなのではないでしょうか。
ちなみに、トップの画像は友達に旗を持たされて「笑ってー」と言われた唯一の写真。
この旅行中に私が写っている唯一の写真でした(笑)
今年、台湾ではアジアで唯一同性婚が認められたそうで、そのお祝いも兼ねていつもよりたくさんの人が集まったそうです(昨年で13万7000人、今年は20万人)。
私の友達の一人は「結婚?しないよ。浮気できなくなっちゃうじゃん」と申しておりました(笑)